家族との時間を楽しめ、“クルマ好き” の自分も満たしてくれる。アバルトライフFile.80 ユーキさんの595とクマさんの595C Pista
速いクルマより、楽しいクルマ
クマさんにお聞きしたいんですけど、最近乗ってらしたクルマは輸入車が多かったようですが、意図して輸入車を選ばれていたのですか?
クマさん
「輸入車を買えないときもありましたけど、ゆくゆくは輸入車に乗ってみたいという憧れはありましたね。最近は国産車の個性が薄れている気がして、確かに維持費が安いとか魅力はあるんですけど、デザインについて言えば面白さがなくなったと感じます。昔は国産車ももっと面白かったのですが、いま満足させてくれるクルマは輸入車のほうが多いと感じますね」
国産車がいいとか輸入車がいいとか線を引いているわけではなく、フラットに見て選びたいクルマがたまたま輸入車だった、と?
ユーキさん
「ぼくも国産車にいいクルマだと思えるものがあればむしろ乗りたいですよ。小さいエンジンでパワーが出ていたり、スペックが凄いクルマはありますし。ただ乗ってみると足回りのつくりが心許ないものが多かったり、本格スポーツカーとなれば足はしっかりしているかもしれないけれど、想定速度域が高すぎてそれを楽しめる場所がない。その点、アバルトはスリル感が味わえて飛ばさなくても楽しめる。フラットに見て、速いクルマより、楽しめるクルマが欲しいと思って自分はアバルトを選びました」
速さより楽しさが大切なのですね。
ユーキさん
「そんなに速すぎてもしょうがないじゃないですか。毎日サーキットに行ってタイムを競うわけじゃないですから。日常を楽しみたいと考えると、アバルト一択だったんですよね。街中で楽しめるクルマがどんどん貴重になっている状況のなかで、アバルトは人も乗れるし、荷物も積める。楽しいし音もいいので最高じゃない?と思いますね」
クマさん
「仕事が終わり、エンジンをかけた瞬間にアバルトだとなんだかホッとするんですよね。人と同化するというか、共感を持てるような何か不思議な魅力を感じますね。クルマなのに一緒に生きているような感覚があります」
自分のアバルトをひと言で表現すると、どんな言葉が思いつきますか?
クマさん
「体の一部。自分が思った通りにちゃんと動いてくれますからね。自分と同化しているような、そんな感覚が味わえるクルマだと思います」
ユーキさん
「戦友というか日々一緒に戦っている仲間という感覚ですね。僕はいま28歳で年齢でいえば働き盛り。いま頑張るかどうかで今後のキャリアだったり、可能性が決まるかもしれない。人生の正念場だと思うんです。アバルトはその大切なときを一緒に過ごす仲間だと思っています。車内で仕事することもあるし、峠を楽しむこともある。家族と一緒の移動を楽しみながら、クルマ好きとしての自分を満たしてくれる存在だと感じています」
共にアバルトを愛車に迎え、世代やライフステージに関係なく、楽しそうにクルマについて語らい合う二人の姿が印象に残りました。単なる移動手段としてだけではない、家族との時間や独りの時間も充実させる存在としてアバルトが担っている役割は大きいようですね。これからもクルマ好き、サソリ遣いとしてずっと駆け抜けてください!
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文 曽宮岳大