20代で手にした“上がりのクルマ”。抹茶さんとほうじ茶さんと695 BIPOSTOフルスペック仕様
595/695シリーズの“究極のモデル”として2015年7月に登場した「695 BIPOSTO(ビポスト)」。最高出力が190psまで高められたエンジンをはじめ、専用エアクリーナーやAkrapovic製のエキゾーストシステム、専用サスペンション、さらに後席が取り払われ2シーター仕様とされるなど、まさに公道を走れるレースモデルといった出立ち。しかも今回ご紹介する抹茶さんとほうじ茶さんが所有されているのは、国内導入された20台のうち、10台が割り当てられたドグミッション採用の「フルスペック」仕様だ。おふたりの究極のアバルトライフを覗かせてもらった。
奥さまの気を引くためにアバルトを購入
“究極”のモデルたる695 BIPOSTOを手にされるまでには色々な経緯があったと思うのですが、その辺りのお話から教えてもらえますか。
ほうじ茶さん(以下奥さま)
「主人と出会う前に私がフィアット500に乗っていたんですよ。それでアバルトがとても魅力的なクルマだと思っていたので、“アバルト欲しいな”という話を彼にしたことがあったんです。そうしたら彼がアバルトを買ってきたんです(笑)」
奥さまのほうじ茶さん。フィアット バルケッタも所有する。
抹茶さん(以下ご主人)
「彼女の気を惹きたくて(笑)。最初は別のクルマを買おうとしていたのですが、彼女からその話を聞いて“よし、アバルトを買おう”と思い調べたんです。それで見つけたのが『500 esseesse(エッセエッセ)』でした。その後、彼女とお付き合いするようになり、そこからですね、イタリア車に染まっていったのは。500 esseesseでイベントに行ったり、サーキットに行ったりするようになりました。それでアバルトについて色々知るに連れて『695 BIPOSTO』というスゴいモデルの存在を知ったのんです。市販車であるにもかかわらず、ドグミッションを搭載していて、普通のアバルトとは違うオーラがあるところに惹かれて興味を持つようになりました」
500 esseesseに乗っていたときからもう695 BIPOSTOが気になっていたのですね。
ご主人
「いつかは695 BIPOSTOを……と思っていたのですが、日本で限定10台と聞いていたので簡単に出てくるとは思っていなかったのです。それで同じように興味を持った昔の『NUOVA 500』を購入したり、妻がバルケッタを購入したりと、フィアット&アバルトに染まっていったんです。そして去年ご縁に恵まれ、ついに695 BIPOSTOを購入できる機会に恵まれたんです」
奥さま
「主人があまりに欲しいと言っていたので、購入できるかわからないんだったらまずは問い合わせしてみようと思い、彼に内緒で問い合わせをしたんです」
それで縁があって購入するに至ったのですね。
ご主人
「ずっと欲しいと思っていたクルマですし、自分なら乗りこなせるだろうという変な自信があったんです(笑)。人とかぶりたくないという思いもあり、色々な意味で最高のクルマだと思って購入するに至りました」