もうガソリン車には戻れません。アバルトライフFile.77 柚原さんと500e Scorpionissima

 

Abarth

静かに走れるのも魅力

音楽を聴くのもお好きなのですね。

「音楽も好きです。595 Competizioneの時もスピーカーは変えていました。500eは元々JBLのシステムが入ってるのでもともと音は良かったのですが、自分の好みの音にしたかったのでスピーカーを変えて、ツイーターを追加したのです。その作業の時に気づいたのですが、500eには至るところに吸音材が入っているんです。ドアのヒンジの部分に分厚いスポンジが入っていたり、ドアの内張りにも吸音材が貼ってあったりとか、あとフロントガラスには静音タイプのガラスが使われているのだと思います。その効果もあり、静粛性はかなり向上していますね。アバルトらしさは押さえつつも、電気自動車にふさわしい静粛性や質感が高められているところも好印象だと思います」

そうするとサウンドジェネレーターはオフにして走ることが多いですか?

「そうですね。サウンドジェネレーターをONにすると音楽をつけていてもあまり聞こえなくなってしまいますので、OFFで走ることが多いです。あくまで趣味で乗っているので周りの人に迷惑を掛けたくないという気持ちもあるので、普段はなるべく静かに走るようにしています。ただ、イベントとかに参加するときはサウンドジェネレーターをONにして楽しんでいます」

500eに乗り換えて一番の変化はなんだと思いますか?

「今ではクルマそのものよりアバルトというブランドが好きになったのが大きいと思いますね。クルマとして進化させつつ、ちゃんとアバルトらしさも残してる。そしてハイテクも取り入れている。デザインも随所にサソリのモチーフが散りばめられていて、そういうのを知ると余計に愛着が湧きますし、よく考えられたクルマだなとうれしくなります。EVでもちゃんとアバルトらしく作る。そういうところはすごく好きですね」

500eはどんな人におすすめできると思いますか。

「自分の好みがハッキリしている人や、クルマをスペックなどの数値で選んだり消去法で選ぶのではなく、これがいい!と選ぶような人に向いていると思います。あとは1人の時間を大切にしている人、自分はこれが好きだという信念を持っている人にもおすすめできると思います。アバルト全般そうかと思いますけど」

最後に柚原さんがいま挑戦していることについて教えてください。

「元々僕は人と会って喋るのを好んでする方ではかったので、知らない人と話すことが少なかったんです。でも500eに乗り換えて、林さん(関連記事)に誘っていただいてコミュニティに参加したり、他の人とコミュニケーションするときに壁をなくすように心掛けるようになったんです。500eに乗っていると、充電している時に声を掛けてもらったりもしますので、自然と会話が生まれます。そのあたりは数年前の自分と比べて変わったなと思いますね。500eに乗り換えて世界観とまでは言わないですけど、自分の視野が広がったのは間違いないと思います。500eがあるから仕事をがんばれるという力にもなっています。やっぱりクルマの存在は大きいなと思いますね」

ご自身で努力されて手に入れたクルマだけに愛着もひとしおだと思いますが、それを差し引いても、500eが柚原さんにピッタリのクルマであることが伝わってきました。愛車から元気をもらいながら、自己向上に励まれているところも素敵で、最高のカーライフを送られているのが伝わってきました。これからも自分の時間と仲間との時間を大いに楽しんでください!

500eの詳細はコチラ

文 曽宮岳大

関連記事

大事なのはテンション。惚れたクルマを自分流に楽しむ。アバルトライフFile.74 林さんと500e Scorpionissima Cabriolet

想像した以上に毎日が楽しくなりました。アバルトライフFile.75 田渕さんと500e Scorpionissima Cabriolet