もうガソリン車には戻れません。アバルトライフFile.77 柚原さんと500e Scorpionissima
21歳の若さにして、「500e」を所有。しかもアバルトは2台目という柚原京椰(きょうや)さん。ご自身で購入されたアシッドグリーンの500e Scorpionissimaで、待ち合わせ場所にお越しいただきました。柚原さんは、子どもの頃からラジコンカーや電気を用いた工作がお好きで、現在は機械エンジニアをされています。そんな生粋の“電気好き”の柚原さんに「500e」についてたっぷり語っていただきました。
乗ると“やっぱりアバルト”
子どもの頃からクルマはお好きだったのですか?
「小学生の頃からラジコンカーが好きで、色々と集めていました。あとは子どもの頃、親に鈴鹿サーキットに連れてってもらったことがあり、そのときにGT500のレースを見てカッコいいなと思ったんです。それ以降、SUPER GTのレースをテレビで見たりするようにもなりました」
500eオーナーの柚原さん。
アバルトを知ったのはいつ頃でしたか?
「高校生の時に自転車通学だったのですが、学校からの帰り道に、路上で黄色の595を見かけたんです。すごい音するなと思って後で調べたら、それがアバルトだと知り、色々調べていくうちに小さいボディのわりに性能が高く、そのギャップが面白いクルマだなと思ったんです。その後も色々な方のYouTube動画を見て欲しい気持ちが膨らんでいったんです」
すごいですね。高校生でもうアバルトのファンになったのですね?
「そうですね。でも自宅の近くにはディーラーがなく、電気工事士の国家試験を取るために名古屋に行く用事があったのですが、調べたらちょうど名古屋にディーラーがあったので、試験帰りにそのまま立ち寄って試乗させてもらったんです。それでディーラーの担当者の方と話をしていたら、低金利の新車ローンが用意されていること* や、欲しかったイエローの在庫が限られていることなどを知り、トントン話が進んで595 Competizioneの購入に至ったんです」
595 Competizioneにはどれぐらい乗られたんですか?
「1年半です」
新車で買ったにもかかわらず短かったですね。500eへの乗り換えの経緯を教えてもらえますか?
「メンテナンスでディーラーに持ち込んだ際に、たまたま500eの試乗車があったんです。500eが登場したのは知っていたんですけど、金額も金額ですし、購入する気はまったくなかったんですが、乗ってみたかったので試しにちょっと試乗させてもらったんです」
それで試乗して気が変わったのですか?
「以前、フィアットの500eにも試乗していたので、アバルト500eに乗った時にはアクセルの俊敏さなどに、“やっぱりアバルトだな”と思ったんです。それで一応見積もりを出してもらって、595 Competizioneの下取り査定もしてもらったんですけど、思っていたよりも条件がよく、595 Competizioneのメンテナンスパックの未使用分が返金されることや、EVだと購入時の補助金があり自動車税の優遇も得られること、さらにエンジンオイルが不要のため維持費が抑えられることなどを聞いているうちに購入できそうな気がしてきたんです* 。自宅に充電設備はないのですが週末しか乗らないので近くの充電サービスを使えばなんとかなるなということで、その点も問題になりませんでした。しかも自分は他の人と乗っているクルマがかぶるのが嫌だったので、500eは周りに乗っている人はいない点もプラスになりました。それで、思い切って乗り換えを決意したんです」
* 現在のサービスと異なる場合があります