大事なのはテンション。惚れたクルマを自分流に楽しむ。アバルトライフFile.74 林さんと500e Scorpionissima Cabriolet
ポイズンブルーの500e Scorpionissima Cabriolet(スコーピオニッシマ カブリオレ)をクールに乗りこなす林秀和さん。夏が似合う雰囲気に愛車をカスタマイズし、屋根を開けて500eを走らせるその姿には、どこかお洒落さが漂います。人生初のEVという林さんに、500e スコーピオニッシマ カブリオレとの生活を語ってもらいました。
かっこよさ7割、カワいさ3割
アバルトとの出会いについて教えていただけますか?
「アバルトのカブリオレにはいつか乗りたいとは思っていたんですよ。たまたまその前のクルマの車検があと1年程で切れるというタイミングで、そろそろ(乗り換えに向け)動き出そうかなと。それで昨年9月頃にアバルトのショールームに試乗に行ったんです。500eが発表される1ヶ月ぐらい前だったのですが、お目当てはカブリオレの695C Turismoでした。試乗をさせてもらい、僕はゴルフが好きなのでゴルフバッグを載せられることも確認し、これなら1人でゴルフに行くには十分だなと思ったんです」
だいぶ前のめりになっていたのですね?
「はい。試乗の後、ボディ色を何色にするか迷うほど、その気になっていました。第一希望はレッドだけどちょっと派手かなとか、イエローのカブリオレもいいけど、新車では設定がないのかとか、ツートンもいいなとか、色について迷っていました。それで10月にもう一度ショールームに行ったんです。その時は500eが発表された直後だったのでディーラーの方に試乗を勧められ、試しに乗ってみたんですよ」
試乗の感想はいかがでしたか?
「意外といいなと(笑)。室内が思いのほか広くてゴルフバッグも十分載せられたし、ボディカラーには求めていたイエロー系の色もあるしと考えていたら、ショールームにこのポイズンブルーの展示車があったんです。ディーラーの方にこの色のカブリオレもありますか?と聞いたところ設定があったので、この色いいな、どうしよう……と。さらに限定色で20台限定ですと聞きまして。日曜日にディーラーに行ったのですが定休日を挟んで水曜日には買います!と返事をしました」
パワートレインについては悩みませんでしたか?
「もちろんパワートレインがエンジンからEVに変わるのでそこは迷いました。前に乗っていたクルマではガソリン代にそれなりの金額を払っていたのでEVならあまりお金も使わなくていいかなとか、航続距離は短くなるけど僕の生活スタイルではそんなに遠出することはなく、よく行く遠方のゴルフ場もせいぜい片道80kmぐらいなので往復しても十分に帰ってこれるなとか、色々と想像を巡らせました。充電については10年ほど前に家を建てた時に充電用のコンセントを取り付けてあったので、その点はEVに移行しやすかったというのはありましたね。ゴルフではメンバーコースを含め3コースをよく回るんですけど、どこも充電器が備わっているんですよ。それで充電もなんとかなりそうかなと思いました」
林さんがクルマに求めるもの。重視しているものを教えていただけますか?
「僕にとってクルマはデザインが一番ですね。そこについては車種に関係なく、乗りたいと思うクルマしか買ってないです。やっぱり気にいったクルマに乗りたいじゃないですか。クルマは移動手段といえば移動手段ですけど、乗っているときにテンションが上がるクルマがいいと思っているので、好みは毎回変わってますけど、そのときに一番欲しいと思ったクルマに乗ってきました。今回の場合だとデザインの良さとカブリオレというところで選びました。カブリオレのクルマは他にもあるんですけど、なぜかアバルトだけはずっと気になっていたんです」
デザインについて、500eのどのあたりが気に入ったのでしょうか?
「どこか斬新さを感じたんです。先代のカタチを引き継いだうえで進化した、未来的なデザインという印象を受けましたね。前の型からガラッとカタチが変わっていたら買わなかったかもしれないですけど、そうではなく従来の雰囲気も残っていたので“入りやすい”というか。元々気に入っていたデザインの進化形というところが良かったと思いました」
デザインについて林さん的に表現するとしたら、どんな言葉が思い浮かびますか?
「カワかっこいいです。女の子が乗っても、カワいいと思うんですけど、それだけならフィアット500eでもいいと思うんですよ。アバルトはそれに加えてなんというか、イカつい雰囲気もあるので、そこに魅力を感じます。僕の中ではかっこよさが7割、カワいさが3割ぐらいですかね」
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