ABARTH DAY 2016

「124 スパイダー」の走行シーン公開! 大勢のアバルトファンで賑わった「ABARTH DAY」

9月9日、富士スピードウェイで「ABARTH DAY」が開催された。FCAジャパンの主催で開催されたこのイベントは、オーナーやファン向けに用意されたドライビングプログラムのほか、新型「124 スパイダー」のデビューランも実施され、アバルトオーナーやファン、その家族や仲間、プレスなどから多くの人の注目を集めた。

90台近いアバルト車が富士のストレートを埋め尽くすアバルトオーナー パレードラン

パレードランは、富士スピードウェイのレーシングコースを、アバルトオーナーたちが自らのクルマで走行するパレードイベント。当日は90台近いアバルト車が集まり、大勢の仲間とのパレード走行を楽しんだ。3列に隊列を組んで走行するさまは圧巻。約1.5kmあるレーシングコースの長い直線は、サソリマークの付いたクルマたちによって埋め尽くされた。

それぞれの列の先頭を走ったのはデビューしたばかりの「124 スパイダー」。赤や白のオープンスポーツカーが長い列を率いて、その後にオーナーのクルマが続いた。パレードランの参加者からは、「周りを見渡したら目に入ってくるのは全部アバルトで、感動しました」(アバルト 500オーナー)という声も聞かれた。

初参加者からもリピーターからも好評 アバルト ドライビング アカデミー(ADA)

アバルト ドライビング アカデミーは、アバルトオーナーのために開発されたスポーツ&セーフティドライビングレッスン。参加者の運転技量に合わせて設定される3コースのうち、今回はベーシックな「BASE(バーゼ)」クラスと、それを修了したドライバー向けに設定される「TECNICO(テクニコ)」クラスの2つが開催された。

ドライビングの基本が学べる「BASE」クラスは、初参加者を中心に人気。スラロームやジムカーナなどの専用コースで、運転の基本である“走る”“曲がる”“止まる”技術を学びながら、マイカーの性能を存分に引き出した運転を楽しめる。「TECNICO」クラスにステップアップすると、モータースポーツの頂点であるF1も開催された富士スピードウェイのレーシングコースで、スキルアップした運転技術にさらに磨きを掛けることができる。どちらのコースもインストラクターはモータースポーツ経験の豊富なドライバーばかり。参加者からは実戦的な技術が学べると好評を博している。

アバルトの走りをクローズドコースで試したいなら アバルト オートテスト

「アバルト オートテスト」は、現在アバルトオーナーでない人も参加できる、アバルト車によるミニジムカーナイベント。新車販売店での試乗では試すことが難しい、急ハンドルや急アクセル、急ブレーキといった運転を楽しめるプログラムだ。アバルト車のスポーツ性能に興味がある人にとっては、その秘めた性能を引き出す絶好の機会となるはず。

競技は、ゲーム感覚で楽しめる内容となっている。英国生まれのオートテストは、コースにバックで走行するセクションが含まれ、運転技術だけでなく、冷静さとクレーバーな判断も試される。今回の「ABARTH DAY」内のオートテストでも、アバルト車の走りと共に、新感覚モータースポーツを楽しんでいる参加者の姿が見られた。

プロドライバーの助手席で「124 スパイダー」の走りを体験「124 スパイダー」サーキットタクシー

「ABARTH DAY」の目玉イベントのひとつが「124 スパイダー」の同乗体験試乗。「124 スパイダー」の性能をサーキットで、しかもプロドライバーの運転で確かめられるとあって、開催中は試乗待ちの列が絶えなかった。そこにはすでに「124 スパイダー」を予約済みという、近未来のオーナーもいた。

参加したオーナーからは「コース上で124スパイダーが加速すると、背中を押されるような力強さを感じた」という声や、「ドライバーの方がコーナーでテールをスライドして走ってくれた。とてもコントロールがしやすそうだった」とFRスポーツカーらしい走りに興奮気味の人も。また、運転を担当したドライバーからは「バランスがとてもいいクルマです。ダンロップ下を通過までに速度が180km/hに達しました。これはコーナーの通過速度が速く、その後の加速力も優れている証拠です」と、プロならではの豊富な経験に裏打ちされたコメントも聞くことができた。124 スパイダーは、運転席と助手席の両方の人を楽しませていたようだ。

著名モータージャーナリストによるアバルト談義 清水和夫 × 佐藤久実 トークショー

第一線で活躍するモータージャーナリストでレーシングドライバーでもある、清水和夫さんと佐藤久実さんによるトークショーが行われた。自動車業界の経験豊かな2人の口からは、アバルトブランドのヘリテージやエピソードなどが語られた。特に「124 スパイダー」に対するジャーナリストとしてのインプレッションには、多くの参加者が興味深そうに耳を傾けていた。


トークショーを行った清水和夫さん(左)と佐藤久実さん(右)

モータージャーナリストが専門家の目線から評価 「124 スパイダー」メディア向け試乗会

「ABARTH DAY」では、メディア向けの試乗イベントも行われた。自動車雑誌やウェブサイトで活躍するジャーナリストやレーシングドライバーに「124 スパイダー」に試乗した感想を聞いてみると、「124 スパイダーのエンジンはパワー指向が強く、トルクも出ているから速いし、コーナーでもイメージした通りに駆け抜けられる。自由度が高いです」(男性モータージャーナリスト)や、「期待以上の走りでした。アバルト、上手く料理したな、と感じました。値段も競争力のある設定で、パフォーマンスを考えるとだいぶお買い得だと思います」(男性レーシングドライバー/モータージャーナリスト)といったコメントが聞かれた。

「ABARTH DAY」には、現アバルトオーナーやアバルトに興味を持っている人、プレスなどさまざまな人が集まったが、その誰もが「124 スパイダー」には高い期待を寄せている様子だった。次回開催時には、「124 スパイダー」で乗りつけるオーナーが加わり、パレードランの列がさらに長くなるかもしれない。

ABARTH 124 spider デビューフェア 2016.10.08(SAT) - 10.11(MON)

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