学生時代のノリで楽しく乗れるクルマ。アバルトライフFile.78 染野さんと595 Competizione

 

Abarth

ドライブはどのようなところに行くことが多いのですか。

「基本的には1時間圏内で行けるところが多いですね。というのも一昨年に椎間板ヘルニアになってしまい、長時間の運転を避けているんです。最近はクルマ好きが集まる某パーキングエリアに行き、仲間にアバルトをお披露目したりとか、クルマの話をしたり聞いたりして楽しんでいます。アバルトに乗るようになってから知り合った方もいますし、さらに交流の輪が広がったと感じています」

それもまた学生時代を思い起こさせる体験になりそうですね。

「そうですね。ボディカラーもそうですけど、やはりアバルトは色々な体験を通じて、楽しかった学生時代のノリが蘇ってくるというか、元気をくれる存在ですね。いわゆるプレミアムカーというのは、自分もこういうクルマに乗れるようになったんだという満足感を与えてくれると思うのですが、アバルトはその逆で、学生時代のノリで楽しく乗れるクルマだと感じています。今は自分の原体験を追想するような、そんな感覚を楽しんでいます」

クルマへの情熱がますます高まっている様子が伝わってきました。

「そうですね。やはり自分はクルマが好きで、最大の趣味だと感じています。他に音楽が好きだったり映画を観るのが好きだったりもするんですけど、基本的には土日はどこかに出掛けたり、クルマを洗車して過ごすことが多いです。以前はクルマへの情熱が薄れてきていると感じたこともあったのですが、コロナ禍で出掛けることができず、どう過ごそうとなったときに、やはりクルマに触れているのが好きだったので、よく洗車をして時間を潰していたんです。やっぱり自分の中でのクルマの存在というのは大きく、相棒のような存在に感じています」

これからアバルトをどう楽しんでいくつもりですか?

「学生時代にやっていたように、イジる楽しさというのをもう一度アバルトで楽しみたいと思っています。それこそ昔アバルトが標榜していた“週末はサーキットへ、平日は会社へ”というような生活を体現してみたいですね(笑)」

楽しかった時代をただ黄昏れるのではなく、楽しかった時代に自分ごと戻ってしまう。そのような生活を楽しまれている染野さん。時の経過を感じさせるクルマと、感じさせないクルマのお話は興味深かったです。アバルトに乗っていれば、ずっと若々しくいられそうですね!

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文 曽宮岳大

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