プロドライバー山野哲也選手&石川紗織選手がマンツーマンでレクチャー。昨日までの自分を超える特別なドライブに密着
山野選手&石川選手からお二人にメッセージ
レーシングドライバーを助手席に乗せ、往復約50kmの道のりを走り切った今井さんと中島さん。この日は予想より気温が低く、驚くほどの寒さだったが、山野選手やりんごちゃんの心のこもったレクチャーをお楽しみいただけた模様。
最後に山野選手とりんごちゃんからお二方にメッセージをもらったのでご紹介しよう。
山野選手
「今井さんの運転は、感性で前に進んでいくような感じでした。手先が器用なのでシフト操作などがものすごく早いんですよ。だから操作にかかる時間が短い。でもそれを意識してやっているかというと、そうではないんですね。無意識のうちに手がスパスパッと動く。そういうタイプのドライバーなんですね。クルマ好きの家系から受け継いだものがあるのかもしれませんが、天才肌だなという風に思いました」
「一方の中島さんは、冷静かつ効率のいい運転をする方でした。ブレーキやタイヤ、ステアリングなど、クルマの各部が嫌がるような操作を一切しない。あたかもそれぞれのパーツを理解しているかのように、すべてにおいてスムーズで、かつ冷静にクルマを走らせているのが印象的でした。今回はブレーキ重視でシートのスライド位置を合わせるようにアドバイスしたのと、早めにダウンシフティングするように勧めましたが、それ以外に教えることがほとんどないぐらい運転のうまい方でしたね」
次にりんごちゃんからは……
「今井ちゃんは山道にあまり慣れてないのかなっていう感じでスタートしたんですけど、コーナーに入る前にしっかり減速してからターンし、ハンドル戻しながらアクセルをオンするとか、ライン取りなどの基本的なことを最初にアドバイスさせていただいたんですけど、物おじしない性格で、和気あいあいとキャッキャ言いながら運転がグングンうまくなっていきましたね。すごく良かったと思います。ただ、よく道に迷うので(笑)。そんなおちゃめなところも可愛いなと思いました」
「中島ちゃんは、日ごろから山道を走っていらっしゃるので、すごく運転が上手でコーナリングもスムーズでした。コーナーに入るとき、高速コーナーなのか低速コーナーなのか、パッと見で車速を調整するのが上手で、オーバースピードだったり、減速しすぎたりということがなくて、とても良かったと思います。モータースポーツやればいいのにって。そんなお話もしながら一緒にドライブを楽しませてもらいました(笑)」
2名のプロドライバーとコミュニケーションしながらワンデードライブを楽しまれた今井さん&中島さんファミリー。教わったアドバイスを明日からの運転に生かしつつ、これからも安全で楽しいアバルトライフをお楽しみください!
写真 荒川正幸