第2回 Scorpionna Drive for Woman 中部・近畿・中国地方の女性たちが名阪スポーツランドに集結
ドリフト女王、奈良に降臨
女性による、女性のためのドライビングレッスン「Scorpionna Drive for Woman(スコーピオンナ・ドライブ・フォー・ウーマン)」。7月の筑波サーキット編
に続く第2回目が、9月21日(土)、奈良県の名阪スポーツランドで開催された。インストラクターは前回同様、ドリフト競技の元日本チャンピオン、石川紗織選手をはじめ、石川愛(めぐみ)選手、村里早織選手の3名が務めた。
今回は開催地が奈良とあって、参加者の方は近畿地方を中心に、北陸や中国地方からもお越しいただいた。なお、レッスンは参加者ひとりひとりに行き届くようにとの配慮から20名に限定して実施。惜しくも抽選で漏れてしまった方は、次の機会にぜひご応募ください! まだチャンスはあります(詳細は文末に)。
真夏日となった筑波に比べると、今回は気温がぐっと下がり、最高気温は26度と過ごしやすい陽気に。長袖を羽織って来場された方も多く、秋の気配を感じられる心地よい1日となった。
朝9:30に開会し、コースウォークを経て、午前中は1時間20分の走行枠を1本実施。ランチを挟んで午後は2本の走行枠が用意された。回ごとに参加者は2-3回ずつコースを走行。みなさん初めはコースを覚えるように慎重に走っていたが、回を重ねるにつれペースが上がってきて、のびのびと走行を楽しまれていた。
ランチタイムの頃には、参加者の皆さんはすっかり場の雰囲気に打ち解け、 インストラクターも交えてクルマ女子同士で楽しそうに談笑する姿も。参加者の方にどんな話をしていたか聞いてみると、どこのショールームで購入したかを聞くところから始まり、普段よく走る場所の話をしたり、興味のあるカスタマイズの話をしたりと会話が盛り上がっていた様子。
ランチタイム後には、石川紗織選手とカーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんによるトークショーが行われ、アバルト談義を披露。石川紗織選手がコース攻略の秘訣の話をすると、みなさん聞き耳を立てて聞き入っていた。
さて、それでは参加したオーナーさんの声を紹介しよう。
S.Nさん(595 コンペティツィオーネ)
「月に1回はサーキットに行っているのですが、クルマのイベントってどうしても男性ばかりになりがちで、女性オーナーさんに出会うキッカケがあまりないので、こういう機会はとてもうれしいです。クルマ好きの女性がこれだけ集まることはあまりないですからね。初めて会う方たちなのにすぐに打ち解けられ、場の雰囲気もすごく楽しいです。あと、レッスンでは隣にプロの方が乗って自分の走りを見ていただけるので、自分の運転操作を見直す機会になりました」
Y.Yさん(500)
「前にアバルト ドライビング アカデミーに参加したかったですけど、行けなくなっちゃって。次の機会を待っていたら、“女性のためのドライビングレッスン”というのを見つけ、“これ最高やん!”と思って申し込みました。女性向けだと参加しやすいですね。男性の方が運転上手い方が多いじゃないですか。たまにサーキットにも行くんですけど、居心地が悪い思いをすることもあったので。だから今回は本当にうれしかったです。知り合いもできたし、めちゃ楽しいです。私はスラロームがすごく苦手やったんですけど、インストラクターの方にそういう話をしたら、コーナーに入る前にしっかりブレーキを踏んで、アクセルとブレーキを交互にリズミカルに踏むようにした方がいいよと教わって。それを意識したら、めちゃ走りやすくなりましたね。あとタイトなコーナーではパイロンに沿って走るのではなく、回り込んで入るように教わり、言われた通りにやったら、スルッと入れて、すごいなーって思いました」
Y.Iさん(500)
「普段は通勤がメインですが、休みの日もドライブに行ったりと、結構フルで使っています。 普段のドライビングをより楽しめたらいいなと思って応募したんですけど、自分の運転のクセに見つけられたのが、すごくためになりました。これまで気付かなかったんですけど、普段の運転で自分はハンドルの持ち方が内掛けしてたみたいで。今回指導を受けて正しいハンドル操作ができるようになったのが良かったと思います。あと普段はなかなかフルブレーキかけたり、アクセルやブレーキを強く踏んだりすることはなかったので、そういった場面を経験し、注意点とかも聞けたのが良かったなと思いました。石川紗織選手のドリフトを見て、私もドリフトやってみたくなりました」
Y.Sさん(124 スパイダー)
「サーキット走行をしたことがなかったので、どんな感じかを試してみたかったのと、石川紗織選手のようなドリフトの女王と言われる方が、指導してくださるということだったので、色々な走りを知りたいと思い、参加しました。ためになったことは、ひとつはブレーキの踏み方。私はブレーキを踏むのが遅いそうでして、もっと早めに踏んで十分に減速した方が綺麗なハンドルさばきができるということを(村里)早織先生から指導いただきました。そしてりんご先生からは、思いっきり加速する。そこを楽しむことがまずは大事だよと教わりました。めぐ先生(石川愛選手)からは、ハンドルの切り直しをもっと早くした方が、スムーズな運転ができると習いました。今後はアクセルとブレーキとハンドル操作のその3つをがんばっていきたいと思います」
小林怜奈さん(595)
「女性ばかりが集まることってなかなかないと思うので、楽しそうだなと思って参加させていただきました。会場の雰囲気がすごく温かい感じで、楽しかったです。最初は不安と緊張で道を覚えるだけしかできなかったのが、もっとこうやった方がうまく走れるよっていうアドバイスをいただきながら走ることができたので、普段の走行や、サーキットを走るときにも役に立つなって思いました。特にいいと思ったアドバイスは、フロントに荷重をかけて曲がっていくということ。これをもっと使いこなせたら、速く走れるんだろうなって思いました。アバルトって自分の思った通りの動きをしてくれる。路面の感覚とかをステアリングに伝えてくれるところが、すごくいいなって思います。あとは大き過ぎず、小さ過ぎることもなく。実はゴルフバッグも乗るっていうところも気に入っています」
河村愛さん(595コンペティツィオーネ)
「運転技術の向上を期待して、参加申し込みをさせて頂きました。時々サーキット走行をするのですが、なかなか上手に速く走らせることが出来ません。レッスンを受けてアバルトの挙動や性能をもっと把握出来たらタイムアップにも繋がるのではないかと考えました。スラロームが難しいと感じたのですが、ブレーキを踏むポイントや、アクセルを細かく調整することを教えてもらい、リズムに乗って運転するということの大切さを、少しだけ身につけられたかなと思っています。インストラクターの方が気さくになんでも話しやすい雰囲気を作ってくださったので、色々聞くことができて良かったです」
参加者の方は、それぞれ思いや目標を持って参加し、レッスンで何かしらを掴んだ模様。運転技術の面では、インストラクターが助手席に乗り、都度アドバイスをしてもらえるところがありがたいという声が多かった。サーキット走行の経験者も多かったが、経験者の方も自分のブレイクスルーしたいポイントをインストラクターに聞き、学んだことをその場で実践したり、今後取り組んで行く目標にしたりと、ドライビング技術の向上に結びつけようとしている様子。一生懸命取り組もうとする皆さんのチャレンジが印象的でした。
さて現在、アバルトでは11月9日(土)に富士スピードウェイで行われる「ABARTH DAYS 2019」の参加者を募集中。ABARTH DAYS 2019のプログラムの中には、 ジムカーナコース走行を楽しめる「AUTO TEST CHALLENGE」や 女性限定の「SCORPIONNA DRIVE FOR WOMEN」といった走行プログラムも。ぜひご来場ください!
詳しくはコチラ https://www.abarth.jp/event/abarthdays2019/
■スコーピオンナ・ドライブ・フォー・ウーマン 第2弾ムービー
写真 荒川正幸