建築士の卵が選んだ初めてのマイカー。アバルトライフFile.83 住吉さんファミリーと500
乗せてもらう立場から乗せてあげる立場へ
隼彰さんはアバルトに乗るようになって、気持ちの面ではどんな変化を感じていますか?
隼彰さん
「これまではずっと駅までの送迎や習い事など、父や母に送迎してもらって助手席や後部座席に乗っていたのが、アバルトを運転するようになってからは自分で運転して買い物に行ったり、母を乗せて買い物に連れて行ったり、乗せてもらう立場から乗せてあげる立場になったのが大きいと感じています」
お父さんはどうですか、助手席に乗る気分は。
剛彰さん
「お出掛けは父親担当的な感じで、家族で移動するときは大体僕が運転していたんです。だから助手席に乗るのは不思議な気分ですね。ただ楽ではあるんですけど、何となくまだ息子の運転が気になります(笑)。ブレーキのタイミングだったり、シフトのタイミングだったり。あまり言ってはいけないと思ってはいるんですけど、我慢できなくて口を出してしまうことはあります(笑)。でも若いのですぐに上達して、きっと自分より上手くなるんだろうなと思いますけどね」
息子さんとしてはお父さんに運転をアドバイスされるのはどうですか?
隼彰さん
「普段自分だけで運転しているときは教えてくれる人がいないので、運転についてはある程度は言ってもらえた方がありがたいと思います。運転している時間は圧倒的に父の方が長いので、そこは何も口答えできないかなと思っています」
クルマを思い通りに操れるようになってきましたか?
隼彰さん
「こういう場面ではギアを1段下げた方がいいとか、ギアを上げた方がいいとか、だんだんわかってきました。慣れないうちはギクシャクしたりとか、エンストすることもあったんですけど、少しずつ減ってきた気がします」
これからアバルトをどのように楽しんでいきたいですか。
隼彰さん
「家族で出かける時などに、もっと使っていきたいと思いますし、友だちとも一緒に楽しみたいと思っています。周りにアバルトやフィアット 500に乗っている友だちもいるので、そういう人たちと一緒にツーリングに行ったりとか、みんなでクルマを並べて写真撮ったりとかとしたいとぼんやり考えています」
剛彰さん
「アバルトは単なる移動の道具じゃなくて、趣味のクルマとしてすごく面白いですね。アルファ ロメオとアバルトはどちらもイタリア車ではありますが、乗っている人ならわかるように全然違うクルマで、アバルトは何かこう、より個性があった昔を思い出させるような感じがあって、クルマがどういうものかを学ぶにはすごくいい教材だと思うんです。一方で、息子が学校に行っている時は僕自身が乗って楽しめるし、そういう意味では我が家にとってクルマの楽しみの幅が広がったと思いますね」
住吉さん親子の会話を聞いていて、お父さんと息子さんのいい関係を見られた気がします。将来羽ばたくために準備中の息子さんを応援するお父さんの姿と、一緒に居る時間を素直に楽しんでいる息子さんの姿がうまくシンクロし、いい具合の距離感で一緒の時間を楽しんでいる。そんな様子が伝わってきました。そんな住吉さんファミリーにとってアバルトは重要な役割を担っているように感じました。これからアバルトと一緒に素敵な時間を楽しんでください!
文 曽宮岳大
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