建築士の卵が選んだ初めてのマイカー。アバルトライフFile.83 住吉さんファミリーと500
親子で楽しめる趣味を兼ねたクルマ
今回ご紹介するのは、建築士でイタリア車好きの住吉剛彰さんのDNAを受け継ぎ、将来の進路とともにクルマ好きとしても父親の背中を追う、建築学科で修学中のアバルトオーナー、隼彰(はやき)さん。21歳の目にアバルトはどう映っているのか。待ち合わせ場所につくとそこには初心者マーク付きの500の姿があった。
隼彰さんは何歳の時に自動車免許を取ったのですか?
隼彰さん
「大学生になって最初の夏休みに免許を取りました。ほぼ毎朝のように教習所に行き、キャンセル待ちの枠を狙って1日に1〜2時間乗るという生活を1ヶ月弱繰り返して免許を取得しました。小さいときからクルマが好きで、将来マニュアルのクルマを操りたいという気持ちがあったので、免許はマニュアルで取得しました」
500オーナーの住吉隼彰さん。
どういうクルマに乗りたいかイメージはお持ちだったのですか?
隼彰さん
「子どもの頃にVHSビデオでWRCを見ていてラリー車に対する憧れがあったので、WRCに出ているようなクルマに乗りたいという漠然としたイメージはありました。ただ現実には維持するのは大変そうなので、アバルトやアルファ ロメオのコンパクトモデルが欲しいと思っていたんです」
剛彰さん
「私がイタリア車が好きで、息子が2歳ぐらいの時にランチア デルタに乗っていたんです。息子を後ろに乗せてドライブし、暑い日には団扇を握らせて走ったりしていました(笑)。家にはクルマ雑誌やVHSが転がっていたので、息子もそれを見ていたんでしょうね」
アバルトを選んだ経緯を教えてもらえますか?
剛彰さん
「車庫にはもう一台、私のアルファ ロメオ ジュリアが停まっているので、車庫に入るコンパクトなサイズで、運転して楽しいクルマという条件で探していたんです。息子用のクルマということならマニュアルで元気なクルマを選んでも家内から許可が得られそうだったので、そこも重要なポイントでした(笑)。やはりクルマが1台しかないと自分のクルマを息子に乗り回されて、私の唯一の楽しみが奪われてしまうので、もう一台増車して息子がメインに使うクルマにするのがいいだろう、と考えたんです」
お父さんの中には、大学生になったら息子さんに自由に乗れるクルマを用意してあげたい気持ちもあったのですね。
剛彰さん
「自分が大学生の頃、やはり夏休みなどは親のクルマを借りて好きなように乗り回していたので、息子もサークルやバイト、旅行など、クルマがあれば何かと行動範囲が広がりますし、あとは建築学科だと授業で模型を運んだりすることが多いので、クルマがあった方が便利かなと思ったんです。そういう意味では荷室が大きいクルマも考えたんですけど、アバルトもリアシートを倒すと意外に大きな荷物も積めるので、これならいろいろ使えるねということでアバルトを選んだという経緯もあります」
自由に乗れるクルマができて、生活はどのように変わりましたか?
隼彰さん
「クルマがないときは、電車や自転車での移動だったので、自宅周辺や駅の近くにしか行けませんでしたが、クルマに乗るようになってからは、駅から離れた場所にも気軽に行けるようになって行動範囲が広がりました。建築学科ではA1サイズ(A3四枚分)や、それ以上の大きさの部材もよく使用するので、今までは何往復かして運んでいたのが、1度でたくさんのものを購入したり、運べたりするようになりました。普段は電車通学ですが、近くの駐車場に停めるのであればクルマ通学も問題ないので材料を運ぶのが便利になったのがよかったです」