マニュアルともオートマチックとも違う楽しみがあります。アバルトライフFile.73 森上さんと595 Competizione
大学を卒業し、社会人3年目という森上さんの愛車は、595 Competizione(コンペティツィオーネ)。大排気量のアメリカ車に憧れを持っていたという森上さんだが、お父さんの勧めでアバルトに試乗したところ、サソリの毒にやられてしまったそう。そんな25歳のサソリ遣いに「ついアクセルを踏みたくなってしまいます」と言わしめる、愛車「595 Competizione」とのアバルトライフとは?
ワイルドスピードと対極の道へ
森上さんの周りに同世代でクルマ好きの人は多いですか?
「僕の世代だと周りにクルマ好きは少ないですね。それこそクルマ好きを自称している人でも、アバルトのことを知らなかったりするんですよ。それではクルマ好きと言えなくないですか?(笑)。僕らの世代にクルマ好きが少ないのは、クルマ好きを虜にするようなスポーツカーが少なかったことも関係あるのかもしれませんね」
森上さんはどういう経緯でクルマが好きになったのですか?
「小さいときから乗り物が好きだったんです。大人になってからもそれは変わらず、ジェットスキーにも乗っていましたし、バイクは乗らなかったけど免許は持っていました。あと父親がクルマ好きだったのでその影響もあったと思います」
アバルトとの出会いについて教えてもらえますか?
「以前乗っていたSUVの走行距離が10万kmを超え、そろそろ買い換えようかとなった時に、父親が勧めてくれたのがアバルトだったんです。それで近くのショールームに595 Competizioneの試乗車があり、まずは試乗してみようということで訪れたのがアバルトとの出会いですね」
試乗した感想はいかがでしたか?
「母が新しいクルマに試乗するのが好きで、アバルトに乗りたいということでまずは父と母がショールームに試乗に行ったんです。それで帰ってきたら“めっちゃ良かった!”と話していたんです(笑)。それで家族全員が前のめりになっていたところで僕もショールームに行ったんです。エンジンをかけたとき、“うわぁ、こんな音するんだ”と。そこからはトントン拍子で決まりましたね」
小さいクルマが好きだったのですか?
「『ワイルドスピード』という映画が好きでよく見ていたんですけど、もともとはその映画に登場するような大排気量で大きなアメリカ車が好きだったんですよ。アバルトはそれとは正反対のクルマ。軽くてよく曲がり、操作性がいい、こういうクルマもアリだなと思ったんです」