「交際して22年、ずっとクルマの話ばかりです」 アバルトライフFile.62 下江さんファミリーと 595 Competizione

一族みんなクルマ好き

話は変わりますが、先ほどパーツをノーマルに戻したという話を聞きましたが、そのあたりの話を教えてもらえますか?

優太さん
「以前はサスペンションが交換された状態だったんですけど、街中での乗り心地が良くなかったので、ノーマルに戻したんです。ホイールも同じ17インチの別の軽量な鍛造ホイールも試しました。で、それはそれで見た目は良かったんですけど乗り心地がイマイチで。ホイールって軽すぎてもピッチングが出やすいんですよね。小さいクルマこそ、あまり軽量なホイールを履かせない方が乗り心地は有利になることがありますね。スポーツ走行になると話は別ですけど。自分でもゆくゆくはカスタマイズしていくかもしれませんが、まずはこの状態で楽しもうと思っています」

サーキットも走るんですか?

優太さん
「サーキット走行はたまにするぐらいですかね。仕事で走ることは多いんですけど、プライベートで走ることはあまりないですね。でもこの前、アバルトがどのくらいの実力なのか試したくてサーキットを走ってきました」

サーキットを走った感想はどうでしたか?

優太さん
「乗りやすかったです。安心感が高かったですね。自分の操作に対して忠実に反応するので、ちょっとでもミスしたらアンダーステアが出たりとか、オーバーステアになったりとか。操作したその通りの反応が出るところがすごく面白いです。例えばドイツ車だと、安心して走れたりはするのですが、操る楽しみみたいなところは薄いので。イタリア車は荷重をしっかり乗せて走ってあげないといけないので、運転技術を向上させるにはすごくいいと思いますね。タイムを狙おうとすると色々やらないといけないところも出てくるかもしれないですけど、ノーマルでも十分サーキットを楽しめると思います」

あきこさんはどうですか? またサーキット走行をやりたいですか?

あきこさん
「スコーピオンナ・ドライブが楽しかったので、やってみたい気持ちはあるんですけど、絶対傷つけたくないという気持ちもあるんですよね。前の子もそうだったんですけど、今の子も台数が少ないので、傷つけずに大切に乗りたいっていう気持ちが強いですかね」

おふたりは感性も似ているようですが、出会ってから長いのですか?

あきこさん
「交際して22年、結婚して12年目になりますが、ずっとクルマの話ばかりしてます(笑)。あと下江家に行くとお父さんもディープなので、そこでもずっとクルマの話です。私がクルマ好きなので、お父さんにとっては最初は珍しい女の子に映ったと思うんですけど、より育てられた感じはありますね(笑)」

優太さん
「下江家は一族みんなクルマ好きなので(笑)」

では最後に、おふたりにとってアバルトはどんな存在ですか?

優太さん
「すごいキャラが立ったクルマだと思います。いわゆる“いいクルマ”は他にもあると思いますけど、アバルトは乗ると楽しいですし、ドイツ車などと違う楽しみがあると思います。強烈な栄養ドリンク飲んだみたいな、ね(笑)。自分を盛り上げてくれる。それにデザインがいいから洗車しているだけでも楽しめます」

あきこさん
「サーキットに行かなくても、ちょっとモータースポーツ感を味わえるクルマ。音や振動でも応えてくれるところが好きです。今までたくさんのクルマに乗ってきましたけど、ちょっと不便なところも含めて、今までで一番愛着が沸いているクルマです」

抜群の相性の良さを見せてくれた下江さんご夫妻。お互いをさり気なく思い合い、お子さんのこともクルマのことも、すべて大切にしているおふたりには情熱的な赤いアバルトがお似合いに見えた。優太さんはクルマの専門家であり、プロとしてクルマに接しながらも、原点である“クルマ好き”の視点を大切にされていて、あきこさんも一度は離れたアバルトへの強い思い入れがあったからこそ、また素敵なサソリに出会えたのではないかという気がしました。感性と情熱に溢れた下江さんファミリーには、これからも、トリコローレの道を駆け抜けていってほしいと思いました。

文 曽宮岳大

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