「交際して22年、ずっとクルマの話ばかりです」 アバルトライフFile.62 下江さんファミリーと 595 Competizione

きっかけはスコーピオンナ・ドライブ

スラっとした長身のお二人のカップル。ご主人の優太さんは、自動車専門誌『LE VOLANT(ル・ボラン)』の編集部員で、クルマにかけては豊富な知識や経験の持ち主。奥さまのあきこさんは2020年のスコーピオンナ・ドライブ・フォー・ウーマンにも参加された、自他共に認めるイタリア車好き。そんなお二人に愛車の595 Competizioneとの生活をたっぷりお聞きした。

まず購入のきっかけから教えてもらえますか。

優太さん
「きっかけとなったのは、妻が参加したスコーピオンナ・ドライブです。あの時から『やっぱりアバルトいいよね』って話になって。最初は124 spiderを探してたんですけど、いい出物が全然見つからなくて。そこから595も色々調べるようになって、ちょいちょいチェックしていたんです。ある時、認定中古車でいいタマを見つけてすぐに電話し、その日の夕方にはもう見に行って、即購入を決意したんです」


595 Competizioneオーナーの下江優太さんとあきこさん。

あきこさん
「でも、ちゃんと一旦家に帰って子ども達も連れて行き、どう?って見せてから決めたよね」

お子さんの反応はどうでした?

あきこさん
「もう家族で満場一致でした。子ども達は私達の影響もあると思うんですけど、ちっちゃい頃からアバルトやフィアット 500を見つけると、『ママ、アバルトあったよ』とか、『チンクちゃん、チンクちゃん』って言っていたので。子どもたちもずっとアバルトが気になっていたんですよね。新婚当時にもアバルト 500に乗っていたんですけど、その時私はペーパードライバーで、ちょっとしか運転したことがなくて。それから何台も色んなクルマに乗り継いできて、運転の不安もなくなった頃にスコーピオンナ・ドライブに参加したんです。それがすごく面白かったので、またアバルト所有したいな、今度は自分で運転したいなって思ってたんです」

前に乗っていたアバルトを手放したのは、やむを得ない理由からだったんですか?

あきこさん
「そうですね。子どもが3人いるんですけど、チャイルドシートが付けられずに仕方なく手放したんです。子ども達が小さいうちは乗り降りの問題もあるので、スライドドアのミニバンに何台か乗りました。でももう子ども達も大きくなり、自分達でちゃんと乗り降りできるようになったので。うちの子達は隣のクルマにドアパンとか絶対にしないんです。それでもう2ドアのクルマでも大丈夫だということで乗りたいクルマに乗れるようになりましたね。子ども達もちゃんと大切に乗ってくれてます」

お子さん達も、ちゃんと周りのクルマを傷付けちゃいけないという意識があるんですね。

あきこさん
「そうですね。よその家よりはそういう意識は高いと思います。うちの駐車場には取材用に預かってきた車両を停めることもあるので、少しの傷も絶対に付けないように気をつけてます」


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