今年初のABARTH DRIVING ACADEMY開催。富士スピードウェイに過去最大のABARTHオーナーが集結!

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ABARTHファン大注目のドライビングイベント、2015年最初の<ABARTH DRIVING ACADEMY(ドライビングアカデミー)>が4月29日(水・昭和の日)に富士スピードウェイで開催された。

秘めたるポテンシャルを解放するサーキットイベントがスタート!

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<ABARTH DRIVING ACADEMY>は、ABARTHの秘めたるポテンシャルを解放するのにもっともふさわしいサーキットを利用し、楽しく真剣にスキルを向上させるドライビングレッスンだ。今回は過去最大の70台がエントリー。午前8時の開会式に向け、全国各地から駆けつけた参加者を富士山が出迎えた。

総勢13名のインストラクター

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インストラクターを務めるのはプロのレーシングドライバーだ。NASCARウィンストンカップに東洋人で初めてフル参戦を果たした福山英朗氏。2015年の全日本ラリー選手権開幕戦JN5クラスで『ABARTH 500 RALLY R3T』を駆り優勝した眞貝知志選手。『ABARTH 500 ASETTO CORSE(アセット コルセ)』でスーパー耐久シリーズを戦う井尻薫選手等々、レジェンドからABARTHと縁の深いドライバーまで全13名が集結。1日を通してプロと触れ合いながらテクニックを習得できるのも、このドライビングレッスンの魅力になっている。

3クラスに分かれて基礎から応用までを習得

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開会式終了後は、初級編のBASE(バーゼ)、中級編のTECNICO(テクニコ)、上級編のBOOT CAMP(ブートキャンプ)の3組に分かれて行動する。回を追うごとにBASEからステップアップしていく参加者が多いが、中には2回目ながらあえてBASEを選び、改めて基礎を学びたいと話した男性もいた。
「前回の受講以降、峠道で飛ばすことを自制するようになりました。安全意識が高まったのだと思います。けれど今日は元気よく走りたいです!」

間近で見るプロのステアリングワーク

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各組は場所を変えながら約90分のプログラムを3本受講する。広大な駐車場のP2ではパイロンを並べたジムカーナ。ドリフトコースではコーナリングやブレーキングの基礎講習。全長1㎞弱のショートサーキットでは総合的なテクニックを学ぶ。

いずれもシートポジションの設定や目線の置き方を座学で教わった後、慣熟走行を経てフリードライビングに入る。希望者にはインストラクターの運転による同乗走行が実施されたが、間近でプロのステアリングワークを見たかったのか、ほとんどの参加者が手を挙げた。

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「人のクルマでいきなり全開にできるなんて、さすがレーサーですね」。ため息交じりでそうつぶやいたのは、レーシングスーツをまとった気合いの入った男性。また、初めて参加した595オーナーは、「アクセルやブレーキのメリハリがしっかりしている上に、ステアリングの扱いはていねい。当たり前ですけど、僕とは次元がまるで違っていました」と目を丸くしていた。

サプライズで登場、『ABARTH 695 Biposto』

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今回の参加者にサプライズ!ABARTHファンが気になって仕方がない本国でデビューを果たしたニューモデル『ABARTH 695 Biposto(ビポスト)』がショートサーキットのガレージで披露された。まさにいぶし銀と呼ぶべきマットグレーのボディ。大きく張り出したフロントカウル。スライド式の小窓が備わったサイドウィンドーなど、レース仕様そのままで販売されるという噂の真相を誰もが食い入るようにチェックしていた。「異彩を放っていますよね。今すぐ乗りたいなあ」と漏らしたのはインストラクターの井尻選手だ。

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インストラクターも本気で楽しむ模擬レース

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サプライズはまだ続く。午後3時半から7名のインストラクターによる模擬レースがショートサーキットで行われた。同一車種による短距離走は抜きどころが乏しいが、そこは負けん気の強いプロたち。激しい先頭争いはもはや模擬の域を超え、見守る参加者たちはみな驚きの表情を浮かべていた。

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チェッカーを受けた7台のABARTHが拍手で迎えられる中、ショートサーキットに飛び出したのは眞貝知志選手が運転する『ABARTH 500 RALLY R3T』。全日本ラリー選手権で戦うマシンに注目が集まる中、眞貝選手はリアタイヤをスライドさせるラリーテクニックを披露した。そのサービス心、どうやらこのイベントを楽しんでいるのは参加者だけではないと思わせた。

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ABARTHの魅力を体感する<ABARTH DRIVING EXPERIENCE PLUS>併催

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今回の<ABARTH DRIVING ACADEMY>と併催されたのが、<ABARTH DRIVING EXPERIENCE PLUS(アバルト ドライビング エクスペリエンス プラス)>。これは、ABARTHオーナーではない方々にABARTHを体験してもらう試乗会だ。中にはこの催しに参加するため、友人と二人で金沢からクルマを飛ばして来た人もいた。

ランチを済ませた13名の参加者は、インストラクターを助手席に乗せてABARTHのラインナップを次々にドライブ。好評を博したのはMT仕様だった。

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「ATのスポーツモードも楽しいですが、やはりMTの加速の伸びが素晴らしいですね」。これは国産オープン2シーターのオーナーの声。おもしろそうなセカンドカーを探しているという男性は、「今時MTを用意してくれているだけでうれしくなりますね」と笑顔を浮かべた。

本気度マックスのメインコースドライビング

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最後は富士スピードウェイのメインコース走行。「自分のABARTHで富士を走るのが夢でした」と語る人もいるほど期待されたプログラムだ。

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「日々乗っている自分のクルマだけど、サーキットで全開にするとそれまで知らなかった魅力を発見しますね」。初めて富士スピードウェイを走ったという男性は、愛車に手をかけながら静かに話してくれた。一方<ABARTH DRIVING ACADEMY>参加6回目というベテランは、「タイム計測をしてくれるので、前回からどれほど成長しているか確認できるのがうれしい」と言った。

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このメインコース走行では、<ABARTH DRIVING EXPERIENCE PLUS>の参加者もインストラクターのドライブによる同乗走行、サーキットタクシーを体験した。誰もがプロのスピードに驚愕していたが、ピットレーンに漂うブレーキパッドの焦げた匂いに気付いた瞬間、いかにインストラクターが本気で走っていたか、改めて思い知らされたのではないだろうか。

「毎日ちょっとずつ幸せになるクルマ」

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<ABARTH DRIVING EXPERIENCE PLUS>参加者はサーキットタクシー体験後、それぞれのクルマでディナー会場へ。箱根の麓のレストラン、『Tanta Roba del MUSEO GOTEMBA』でブッフェとトークショーを楽しんだ。

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登壇したのは、モータージャーナリストの嶋田智之さんと、カーライフエッセイストの吉田由美さん。嶋田さんはABARTHの魅力を「大人のおもちゃ箱」と語り、吉田さんは今日のイベントを振り返り、「参加する側に回りたかった」とコメントした。

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トークショー後半からは眞貝知志選手も合流。ラリーだけではなく普段もABARTHに乗っているという眞貝選手は、「毎日ちょっとずつ幸せになるクルマ」と話し、参加者をグッと引き寄せた。さて、この中から何人のABARTHオーナーが生まれるだろうか。

人生が変わるABARTH DRIVING ACADEMY。次回は6月の大分オートポリス!

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午後5時半、すべてのプログラムを終え閉会式。1台のトラブルもなく無事に会が進行したのは、やはりインストラクターの適切な指導の賜物だろう。「このABARTH DRIVING ACADEMYは、私たちがABARTHファンの皆様に提供できる最高の楽しみです」。閉会の挨拶をするスタッフの言葉に一同大拍手。再会を期してそれぞれがABARTHで家路についた。

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最後に、今回初めて参加した方のコメントを紹介しておく。定年を迎え、真っ赤な『ABARTH 595 Turismo(ツーリズモ)』を手にした男性だ。「これまでサーキットなんて他人事でした。けれど思い切ってABARTHを買い、このイベントに参加してみたら、恥ずかしながらA級ライセンスが欲しくなりました。楽しいことが続きそうです」ABARTHによって人生が変わった人は多い。

次回のABARTH DRIVING ACADEMYは6月に大分県のオートポリスで開催される。サソリのドライビングポイズンで自らに刺激を与えたいABARTHオーナーの参加を待つ!

今回参加してくださったABARTHオーナーの方々

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INFORMATION

★ABARTH DRIVING ACADEMY @オートポリス
4/29に富士スピードウェイにて開催されるABARTH専用スポーツ&セーフティドライビングレッスン。次回開催地、オートポリスへの参加申し込みを受付中。
受付期間:4/15〜5/23
>> http://www.abarth.jp/drivingprogram/drivingacademy/

★自分だけのサソリをつくれ。
好評のカスタマイズ・プログラムが、牡牛座の期間にも登場。自分だけの595シリーズを手にするチャンスは、間もなく終了。
受注期間:4/21〜5/22
>> http://www.abarth.jp/config/

Text:田村十七男 TONAO TAMURA
Photos:横山マサト