「アバルト 500e」がジャパンプレミア。フィアット 500eと比べながら“電動サソリ”の全貌をチェックした

サイド&リアビューを詳細チェック

サイドビュー
サイドでは、アバルト 500eではダークな艶消し塗装となっているのに対し、フィアット 500eのそれはボディ同色にペイントされている。サイドスカートはアバルト 500eでは張り出した形状となっているのに対し、フィアット 500eは下すぼみの形状となっている。また、アバルト 500eにはリアクォーターにサソリのエンブレムが備わる。

アバルト 500eのサイドスカート(左)とリアクォーターに備わるサソリのエンブレム。

ホイール
ホイールは、アバルト 500eは5ツインスポークを基調に、スポーク部にサソリのハサミをモチーフとした凝った形状を採用している。センターにはサソリのロゴが備わり、展示車ではそのロゴが黄色にペイントされていた。一方、フィアット 500eのホイールはフィンスポーク形状を基調に、黒とシルバーを幾何学模様に配したラグジュアリーな意匠となっている。タイヤサイズはアバルト 500eが205/40R18、フィアット 500eは205/45R17となっており、直径はほぼ同サイズで、アバルトの方が1インチアップされている。

リアビュー
リア周りについては、今回はアバルト 500eがカブリオレ仕様、フィアット 500eはクローズドボディ仕様だったのでその分は差し引いて紹介したい。リアガラス上部にはいずれもルーフエンドスポイラーが備わり、精悍な印象を放つ。リアガラス下にはアバルト 500eはABARTHの、フィアット 500eにはFIATのレタリングが備わるほか、フィアット 500eではライセンスプレート右側に500eのエンブレムが付く。

このほかリアバンパーの形状も異なり、アバルト 500eは下部がディフューザー形状とされ、その稜線を縁取るようにホワイトにペイントされているのが印象的だ。一方、フィアット 500eはバンパー下部が下すぼみのプレーンな形状となっており、それぞれのキャラクターを反映したデザインが採用されている。


アバルト 500eには、リアディフューザーが備わる。


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