【595 標準マフラー & 595 Competizioneレコードモンツァ・サウンドチェック】:標準マフラー編

アバルト購入時、または購入後に高性能エキゾーストシステム「レコードモンツァ」の装着を検討する方は多い。ショールームでは試乗車を試すことができるが、限られた試乗コースではエキゾースト音を“試聴”する場面は限られるだろう。そこで当企画では標準マフラー(595)とレコードモンツァ(595 Competizione《コンペティツィオーネ》)のエキゾースト音を聴き比べるべく、一般路、トンネル内、高速道路の合流の3ステージで収音した。さらに各ステージで走行モードの「NORMAL」と「SPORT」も試したので動画にてお聴き比べいただきたい。

なお、収音環境は、マイクをエキゾーストフィニッシャーの近くに配置し、環境音よりもエキゾースト音が上回るようにセットした。そのため実際にドライバーズシートで聞こえる音に比べて音が大きめに聞こえるが、今回は音量よりも“音質”を聴き分けるテストであることをご理解いただきたい。

595 標準エキゾーストシステムでもバブリング音が楽しめる

まずは595 標準エキゾーストシステム装着車についてだが、全体の印象として、バブリング音がしっかり出ているのが印象的だった。バブリング音とはアクセルを緩めたときなどに、「ブロロロン、パンパン」と排気音が弾けるように鳴る現象で、スポーツマフラーの醍醐味のひとつだ。

アバルトではこのバブリング音が「NORMAL」と「SPORT」を問わず発生し、標準エキゾーストシステムといえども一般的な標準マフラーとはまったく異なる。もちろんバブリング音だけでなく、エンジンを回せば快音が鳴り響く。その模様は高速道路の合流加速のパートで感じていただけるだろう。標準エキゾーストシステム+ドライブモード「NORMAL」というもっとも大人しいパターンでも、スポーティな演出が施されていることが改めて確認できた。

とはいえ、ドライバーズシートに収まり窓を閉めた状態では、このバブリング音はほとんど耳に入ってこず、会話がしづらかったり、ノイジーに感じたりすることはない。そのためエキゾースト音を積極的に楽しみたい気分の時には「SPORT」モードに入れたり、窓を少し開けたり、ギアチェンジを多用するといったことはアバルトオーナーのあるあるだ。
それでは動画をご覧いただきたい。

■595 標準マフラーの音を一般路、トンネル内、高速道路・合流の各ステージで試す

アバルトでは、気分を盛り上げるサウンドがデフォルトで備わっていることが確認いただけたと思う。次回は「595 Competizione レコードモンツァ編」をお届けする。乞うご期待!

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