「アバルト 500e」がジャパンプレミア。フィアット 500eと比べながら“電動サソリ”の全貌をチェックした

アバルト 500eのスペックやEVサウンドも要注目

今回は、展示車両だったため、静止状態でのレポートとなったが、モータースペックや走行音の演出もアバルト 500eとフィアット 500eでは異なるようだ。

アバルト 500eのスペック(欧州参考値)は、最高出力155ps、最大トルク235Nmで、フィアット 500e(118ps、220Nm)に比べて、パワー、トルク共に向上している。その結果、アバルト 500eは0-100km/h加速が7.0秒とされ、走行パフォーマンスはガソリン車の現行アバルト 595を上回るとのこと。なおリチウムイオンバッテリーの容量は42kWhで両車共通だ。

アバルト 500eのパワートレイン(左)。ドライブモードはセンターコンソールに備わるセレクターで変更できる(右)。

最後にボディサイズについてはアバルト 500eについては国土交通省届出前のため、欧州参考値だが、全長3673mm×全幅1682mm×全高1518mmで、フィアット 500e日本仕様(3630mm×1685mm×全高1530mm)に比べて、全長のみやや拡大している。乗車定員はいずれのモデルも4名で同じだ。なお、アバルト 500eはフィアット 500e同様、クローズドボディとカブリオレの両方が設定予定とのこと。

カブリオレモデルでは、電動開閉スイッチがルーフ前方に備わる。

いよいよ全貌が明らかになったアバルト 500e。今回はフィアット 500eと比べながらその特徴を紹介したが、アバルト 500eには現行アバルト 595シリーズに通ずる数多くの特徴が備わっていることも確認できた。

なお、特設サイトでは、ショートムービーや、アバルトのエンジニアがこだわったというEVサウンドを聞くことができるので興味のある人はぜひチェックを!

アバルト 500e 特設サイト