アバルトで走りたいドライブルート【チェリーパークライン(長野県)】

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ヒルクライムの舞台となるワインディングロード

アバルトで走りたいドライブルート。今回は長野県の「チェリーパークライン」を紹介します。チェリーパークラインは、公道を閉鎖して行われるヒルクライムイベント「浅間ヒルクライム」の舞台ともなるワインディングロード。クルマを操る楽しさを味わうには、打ってつけのコースです。片道11km弱のこのワインディングロードに「アバルト 595C ツーリズモ」で向かいました。

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数多くのヘアピンを含むチェリーパークライン。ドライビングの楽しみを満喫できます。

軽井沢・浅間エリアはいわずと知れた観光地で、走って気持ちのいい道がたくさんあります。壮大な景色を見ながらゆったりドライブを楽しめる道も多いですが、小諸市から高峰高原へと駆け上るチェリーパークラインは、ちょっぴり刺激的なワインディングロードです。

この道の魅力は、変化に富んだコーナーの数々。およそ11km弱の区間、ステアリングを操作する腕が退屈することはありません。高速コーナー、中速コーナー、ヘアピンのような低速コーナー、そしてそれらの複合コーナー。それらが間髪入れず、次々とお出迎えしてくれるのです。

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緑に囲まれたコースをドライブ。空気も良く、解放的な気分を満喫できます。

今回は595C ツーリズモでルートをなぞったのですが、TTC(トルクトランスファーコントロール)のスイッチをONにして走りました。TTCは、駆動輪である前輪左右のブレーキを絶妙に作用させることでLSDに似た効果を生み出してくれるもの。タイトターンの連続する区間もアンダーステアを意識することなく、スパッ! スパッ! と気持ちよくクリアすることができます。ブレーキングでの荷重移動をしっかりと受けとめてくれるシャシー性能の高さと相まって、シャープなコーナリングを楽しめます。アバルトはドライビングを楽しむことにおいて、手抜かりがないことを改めて実感しました。

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TTCのスイッチは、エアコンの操作スイッチの下に位置します。使ったことがないという人はぜひお試しください。

このルートは視覚的にも楽しめます。前半は森の中を心地よく潜り抜けていくので、今の時期は緑のトンネルの中で遊ばせてもらっているような気分。秋になれば、紅葉のトンネルへと変わっていくことでしょう。そして途中からは一気に視界が開けます。左右に点在する白樺の林と、近くに感じられる空。目に飛び込んでくるのは、開放的な光景です。木々が途切れたところでは、遠景を見渡すこともできます。そして高峰高原ホテルが見えてきたら終点となります。付近の標高は2000mほど。高峰高原ホテルの駐車場にクルマを停めると、そこからは視界いっぱいに広がる佐久平の風景、そして遙か遠くに八ヶ岳を望むこともできる一大パノラマも楽しめます……晴れてさえいれば。

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眼下には佐久市や小諸市が望めます。天気によっては遠方まで見渡せます。

道が変化に富んでいるだけでなく、そこに至るまでの目に飛び込んでくる風景が刻々と変化するチェリーパークライン。ここは最初から最後まで往復1車線ずつで、道幅はアバルトであればそう気づかいすることなく走れるだけの広さが確保されています。路面は肌が少々荒れている箇所もありますが、基本的にはコンディションは良好。市道ではありますが、それなりにちゃんと管理されているようで、走りやすい道といえるでしょう。

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ワインディングロードにしては道幅が確保されていますが、バスなどの往来もあるのでご注意を。

ただし終点の高峰高原まで上り詰めると、そこから先は途中から未舗装路となってしまうため、通り抜けはあまりオススメできません。上りは走りを楽しんで、頂上付近の施設で日帰り温泉や食事で休息し、下りは風景を楽しみながら来た道を戻る、なんていう流れが良さそう。また地元の人達が抜け道に使うこともほとんどないルートなので交通量は全体的に少ないですが、ときどき高峰高原行きのバスとすれ違うことがあるので注意してください。また、ストレートあるいはコーナーを抜けたらいきなりヘアピン、なんていうところもあるのでご用心を。

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気に留めておきたいこととしては、チェリーパークラインは麓から終点まで、途中には休息所、自販機、トイレなどはなく、また安全にクルマを停めておける場所もほとんどありません。とはいえ、麓の小諸市にはたくさんお店があり、高峰高原にたどり着けばそこにもお店があるのでほぼ不自由することはないと思います。また、軽井沢まで走れば、食事に買い物に散策に、と休日を満喫するための場所はたくさんありますし、周辺にも見て歩いて楽しめる場所がいっぱいです。軽井沢・浅間エリアの観光と一挙両得であることが、このルートのすばらしいポイントです。

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自然に囲まれた道なので季節の移ろいを楽しみながらドライブを楽しめます。今回のドライブのお供は595C ツーリズモ

チェリーパークラインへのアクセスは、上信越自動車道の小諸インターチェンジから浅間サンラインへ出て軽井沢方面に向かい、標識に沿って高峰高原を目指してください。起点まで10分程度です。軽井沢方面から向かう場合には、国道18号線から浅間サンラインに入り、御代田町経由で小諸市を目指し、同様に標識に従ってください。小諸から高峰高原に向かう道は1本しかないので、そう迷うことはないと思います。くれぐれも安全運転で!

アバルト長野に立ち寄りました

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長野インターより10分。県道77号線沿いに位置するアバルト長野(左)。ショールームのスタッフの方々。「美味しいエスプレッソもご用意しています」と勝本祐輔店長(右写真の一番左)。

ドライブがてら、長野市稲里町にあるアバルト長野に立ち寄りました。スタッフの皆さんは、もちろんクルマ好き。この日に盛り上がったのは、スキーの話題(夏ですが)。やはり土地柄、スキーを楽しむ方が多く、「アバルトで普通にスキー行っています」とのこと。

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上の写真は、勝本店長ご愛用の「595」。「リアシートを格納すれば、スキーの板もラゲッジルームにバッチリ収まります」とは勝本店長の弁。
女性スタッフが多いアバルト長野ですが、最近は女性のオーナーさんも増えているそうです。スタッフの方々は明るく、親切に色々と教えてくれるのでぜひお気軽に立ち寄ってみてください。

アバルト長野
〒381-2215 長野県長野市稲里町長氷鉋457
TEL:026-285-6688
営業時間: 9:30-19:00
定休日:火曜日・第2水曜日
webサイト:https://nagano.fiat-abarth-dealer.jp/fab/