アバルトカレンダー2025 まもなく完成! 激選のなか選び抜かれた12作品を一挙紹介
想像を上回る応募数とレベルの高さで審査難航
2025年に向け、次年のアバルトカレンダーの制作がいよいよ大詰め。アバルトカレンダー2025はアバルトオーナーさんの撮影した愛車の写真で構成され、たくさんの応募の中から各月ごとの写真をセレクトしました!
写真の応募は8月にInstagramを通じて行われ、申し込み件数は約2週間でなんと690件に達しました。たくさんのご応募ありがとうございました。厳選なる審査の結果をこの場で発表します!
選考委員は、Stellantisジャパン アバルトブランドマネージャーの熊崎陽子氏、モータージャーナリストの嶋田智之氏、写真家の荒川正幸氏、そしてAbarth Scorpion Magazine編集担当の曽宮岳大。この4名がStellantisジャパン本社に集まり、応募作品を1枚1枚吟味しながら、選考させていただきました。
審査は困難を極めることに。というのは、アバルトオーナーの皆さんは行動範囲が広く、素敵なロケーションで撮影した写真が多かったこと。また、写真への造詣が深く、レベルが高い作品が非常に多く集まったこと。そしてクルマへの想いが作品作りに反映され、創造力が伝わる写真が多く集まったことなどが理由。選考会では「どれもいいですね」という本音が溢れ出ました。
そうしたなか、クルマがカッコよく見えること、その季節に似合う写真であること、カレンダーの写真にふさわしい写真であることなどを考慮しながら、一次審査、二次審査と絞り込みを行い、最終的に採用作を絞り込みました。ここでは採用12作を審査員のコメントとともに紹介します。
1月:abarth595c_sglさんの作品
嶋田:クルマと富士山って定番ではあるんですが、アバルトのボディと焼けた空のジアッロ(イエロー)、それにポンと浮かび上がったように見える富士山のコントラストが素晴らしく綺麗。しかも富士山には笠が!
荒川:ターンパイク大観山で愛車と富士山のツーショットを、訪れた人なら一度は撮影していることでしょう。傘を被った富士山の鮮やかな夕日とシンクロしているかのようなボディカラーがこの写真を一層面白くしていると思います。
曽宮:気分屋の富士山はその時々で見え方を変えますが、一瞬のチャンスを逃さなかった幸運も味方につけた1枚。この景色にMake Your Scorpionでカブリオレに組み合わされた特別なボディカラーが映えて、満足度の高い1枚に仕上がりました。
2月:disional124spiderさんの作品
嶋田:たなびく霞がとても幻想的。夜通し走って帰るところか、これから1日をスタートさせるのか。何だか映画のワンシーンのようで、見入ってしまいました。124 spider、こういうシーンにも似合うのですよね。
荒川:霧の中の白いボディはややもすると消える魔球のように背景に溶け込んで、クルマの存在感を無くしてしまいます。ですがこの写真は霧に青みがかかり、むしろ幻想的な映画のワンシーンのような雰囲気を醸し出しているのが印象的です。
曽宮:幻想的な景色に佇む124 spider。寒々しい景色がスポーツモデルのクールな側面を浮き立たせています。漂う霧を取り込み、深みのある写真に仕上げた見事な作品です。