「ABARTH DAY 2023」開催。アバルト 500eの“らしさ”、熱く語られる

アバルト乗りと電動サソリの出会い

アバルトの創始者、カルロ・アバルトの誕生月であるスコーピオンマンス。今年もブランドの誕生を祝し、ファン同士が集う1年に1度のアバルトの祭典「ABARTH DAY 2023」が11月18日(土)、箱根のバイカーズパラダイス南箱根を舞台に開催された。


会場には数多くのアバルトオーナーが集まった。

会場では、モータージャーナリストの嶋田智之さんとカーライフエッセイストの吉田由美さん、ラリードライバーのりんごちゃんこと石川紗織さんによるトークショーや、本場イタリア仕込みのABARTH COFFEEの提供、アバルト特製カレーの販売、カルロ・アバルトに縁のあるりんごのプレゼント、マーチャンダイズの販売、ビンテージアバルトの展示など、様々なプログラムが華を添えた。

そして今年は、アバルト初の電気自動車「500e」が日本に上陸した記念すべき年ということで、ワインディングロードでの500e試乗会や、屋外ステージでの車両展示が行われた。多くの人にとって、まだ触れたことのない電気自動車。2023年は電動化の加速を意識する1年となったが、アバルトにとっての電動化は、単なるパワートレインの代替にあらず。というわけで、ジャーナリストや参加者の方々により熱く語られたアバルト愛について、イベントの模様を通じて報告していきたい。

イベントのオープニングでは、アバルトブランドマネージャーの熊崎陽子氏が登壇。
「今年はアバルト初の電気自動車500eを発売しましたけど、5月にはイタリアで500eの国際試乗会がジャーナリスト向けに開催されました。私もその試乗会に参加したのですが、会場には比較対象車として695も用意されていました。ぜひこうした乗り比べの機会を日本の皆さまにも提供したいと思いまして、このABARTH DAYで企画させていただきました。他にも様々なコンテンツがありますので、今日はお時間の許す限り、お楽しみください」とごあいさつ。


アバルトブランドマネージャーの熊崎陽子氏


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