「ABARTH × ストリートファイターV – SCORPION CHALLENGE」プロeスポーツプレイヤーへの挑戦が、ここから始まる

2021年はスケールを拡大し、プロライセンスを賭けた戦いへ

2020年、カーブランド主催の対戦型格闘ゲームトーナメントとしてeスポーツ業界の注目を集めた「ABARTH × ストリートファイターV – SCORPION CHALLENGE」が今年も開催。日本全国からオンラインを通じて参加可能なeスポーツ大会であることは昨年を踏襲しつつ、今回はなんと、「日本eスポーツ連合(JeSU)」が規定する「JeSU公認プロライセンス制度」に基づくプロライセンスが優勝者に付与されることに。エントリー上限も昨年から拡大し、より多くのプレイヤーに挑戦の機会を提供する大会として進化を遂げている。

昨年の大会をご覧になったアバルトオーナーはいらっしゃるだろうか。ほんの数年前まで「ゲームは遊び。あくまで余暇で楽しむもの。」という認識が世の中の当たり前であった。ところが現在、ゲームのプレイ技術を極限まで磨きこみ、人vs人の勝負にしのぎを削る人々が、その常識を変えつつある。「ABARTH × ストリートファイターV – SCORPION CHALLENGE」は、文字通り「ゲームチェンジャー」が生まれる瞬間を世の中に届けたい、そのような思いで展開している大会だ。

ここで少し「JeSU認定プロライセンス」について触れておきたい。このライセンスは、現在国内に258名、ストリートファイターVに限ると僅か59名と、真にトップランクのプレイヤーとしての実力を持ったプレイヤーにのみ与えられる称号である。ライセンス保持者は、プロeスポーツプレイヤーとして様々な賞金付き大会に出場することが可能となることから、ライセンスを取得することが自身の人生をeスポーツに投じるためのターニングポイントとなったというプレイヤーも少なくない。

そんなプロライセンスを付与する大会となった「ABARTH SCORPION CHALLENGE」は、名実ともにeスポーツシーンにおける挑戦の場としてのブランドを確立したといって過言ではないだろう。

昨年の参加者を大きく超える533名がエントリー

2021年の本大会は、1次予選、2次予選、CHAMPIONSHIPの3ステップで構成。さらに、1次予選を7月9日から31日にかけて4回に日程を分けることで、より多くのプレイヤーに挑戦のチャンスを提供することが可能となった。
結果、昨年の参加者を大きく上回る533名ものプレイヤーがエントリー。これはストリートファイターVの大会において最大クラスの参加人数であり、今大会の注目度を表す証左と言えるのではないだろうか。

1次予選トーナメントは一般のアマチュアプレイヤーから、プロチームに所属しているプロプレイヤー、更には昨年大会で活躍したプレイヤーまで、バリエーション豊かな面々が勢揃い。それぞれ、BO3(2BATTLE先取)形式のトーナメントを勝ち抜いた64名が2次予選に進出することとなった。

2次予選はプロ/アマ交えた波乱の展開に

大会の実況は昨年に引き続きアール氏。ゲストには東大卒プロゲーマーのときど選手に加え、格闘ゲームプレイヤー「かよぽりす」としても有名な佐藤かよ氏が出演。格闘ゲームシーンを長く牽引するメンバーにより、初心者からマニアまで、幅広い層が楽しめる大会番組となっているところも「ABARTH SCORPION CHALLENGE」の特徴の一つだ。


国内格闘ゲームシーンにおいて、アール氏の実況は頂点に位置付けられている


ときど選手とかよぽりす(佐藤かよ氏)はゲーマーとして旧知の仲

一方、対戦する64名の選手は真剣勝負そのもの。前回大会の覇者であるNISHIKIN選手を始め、今季の「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」への出場が決定しているプロプレイヤーの姿も。今大会が国内でも有数のハイレベルな大会であることを証明するのに十分な顔ぶれだ。

トーナメントは8グループで展開。残念ながら番組内で配信された大会は全体の一部に留まってはいたものの、1戦1戦が手に汗を握る展開。ここでは印象的なシーンをピックアップして紹介したい。


ストリートファイター界唯一無二のダン使いと評されるもると選手


リーチの長い春麗キャラを最大限に活かす大分人選手のプレイ


三太郎選手が前回CHAMPIONSHIP4位のエルシャール選手に勝利


1年足らずでグランドマスターランクに上り詰めた期待の新星Noble選手が決勝に進出


プロeスポーツチーム「名古屋OJA」からのストリートファイターリーグ参戦が決定しているあきら選手のキャミィ


ストレートでAigoo選手を下すJimmy選手


もるとがダンからセスへのキャラチェンジでリカバリーを図るも三太郎が第3回戦を制す

どの選手の対戦も、一瞬の駆け引きが勝負を分けるとあって高い緊張感が維持される。オンライン対戦の性格上、プレイヤーの表情や動きを見ることができないにも関わらず、キャラクターのほんのわずかな動きを通じて伝わるプレイヤーの集中力、駆け引きの一つ一つが、画面を通じて伝わる。この点はモータースポーツ観戦と近い部分があるのかもしれないと筆者は感じた。皆さまにも、是非配信アーカイブの方をご覧いただきたい。アバルトのスピリッツに共感している読者の皆さまであれば、きっとこの大会の魅力をご理解いただけるものと確信している。

アバルト × ストリートファイターV – SCORPION CHALLENGE 2次予選

 
視聴者参加型企画はおなじみ(?)ときどに挑戦!「ABARTH COFFEE BREAK」も。

真剣勝負が続くトーナメントの中、コミュニティを大切にするアバルトならではのコンテンツも。「ときどに挑戦!」と題した企画では、視聴者が飛び入りでときど選手と対戦できるとあって、募集開始から多くのプレイヤーが対戦の列に並んだ。「負けないですけどね」と強気の発言で望んだときど選手であったものの、密かに参加していた2次予選参戦プレイヤーにまさかの一敗。苦笑いを浮かべつつも対戦したプレイヤーのレベルの高さに賛辞を送っていた。


対戦前に気合い十分なときど選手


2次予選にも参戦していたtigerkids選手にまさかの敗北!


最終戦はしっかりと勝ち切り実力を見せつける

また、トーナメントの合間には「ABARTH COFFEE BREAK」も。今年、全国各地で開催されている移動式カフェ企画と同様、出演者が通称「アバルトコーヒー」を楽しんだ。


「ABARTH COFFEE BREAK」でひとときのリラックスタイム

1960年代、レースで勝利を重ねたアバルトのパフォーマンスになぞらえ、「強い、刺激的なコーヒー」を「アバルトコーヒー」と呼んだそう。eスポーツシーンでも「アバルトなプレイ」「アバルトプレイヤー」などというフレーズが飛び交う日も遠くないかもしれない。


格ゲーやりながらコーヒーもいいね、と実況のアール氏も絶賛

実際の「ABARTH COFFEE BREAK」は、残すところあと2回を予定。長野県 道の駅 白馬、宮城県 道の駅 路田里はなやま でオープン予定。詳しくは特集ページをご確認いただきたい。

ABARTH COFFEE BREAK

 
PS5が当たるプレゼントキャンペーンも実施中。

大会期間中、並行してプレゼントキャンペーンが展開されている。賞品はなんと、2020年末の発売以来、未だ品薄が続いているPlayStation®5が2名様に、そしてアバルトオリジナルキーホルダーが10名様に提供されるとのこと。
締め切りはCHAMPIONSHIP当日となる10月23日(土)となっているため、忘れずに応募したい。

PRESENT CAMPAIGN Vol.2

 
CHAMPIONSHIP進出を決めた8名の挑戦者たちをおさらい

最後に、激戦をくぐり抜けた8名のプレイヤーを改めて紹介しておこう。
8名のうちJYOBIN、あきら、クラッシャーの3名はすでにプロライセンスを所持しており、他の5名のアマチュアプレイヤーを迎え撃つ形となる。プロのプライドに賭けて負けられない3選手、それに対して是が非でも今大会でプロライセンスを獲得したい5選手。当日発表となる対戦カードにも注目したいところである。


三太郎(さんたろう)@supersatarou
JYOBIN(じょびん)@jyobin_channel
大分人(おおいたじん)@ooita_mukiguri
名古屋OJAあきら(あきら)@akiradayooooo
WE-R1lJimmy1(じみーわん)@gammaspecial
クラッシャー(くらっしゃー)@crusher_sodom
Noble(のーぶる)@Noble_Cathedral
HLザベス(ざべす)@HL_Zabeth_sfv

CHAMPIONSHIPに進出した8名の挑戦者たち。
サソリの遺伝子は誰に味方するのかーーー。10月23日(土)の最終決戦に、乞うご期待!

ABARTH × ストリートファイターV – SCORPION CHALLENGE

 
オマケ〜マイバナーメーカーを楽しもう〜


ABARTH 595C TURISMOと筆者の愛用キャラクターであるガイルとのコラボレーションバナー。はっきりいって、カッコいい(※TwitterIDはダミー)