アバルト 500eがクリスマスを前に東京をキャラバン。渋谷・代官山・新宿エリアで街の視線を釘付けに

渋谷スクランブル交差点を通過し、代官山、新宿へ

神宮外苑を後にした電動サソリは、道中でその様子を見に集まってくれたと思しき595 Competizioneとすれ違いながら、若者文化の発信地、原宿、そして渋谷へ。週末とあって、交通量の多い明治通りを一路、渋谷駅方面へ進む。500eから発せられるサウンドジェネレーターの音も、さすがに街の喧騒でかき消されてしまい、耳には届いてこない。


渋谷スクランブル交差点を通過する500eキャラバン。

それでも、赤とグリーンをまとった4台がカルガモ走行のごとし一列に並んで走るさまは、注目度抜群。“世界で最も混雑している交差点”との異名をとる渋谷スクランブル交差点を、好奇心に溢れた人々の視線を集めながら通過していった。

500eの一群は、青山通りを経て代官山T-SITEヘ。世界的に活躍するデザイナーやクリエイターの叡智が詰まった生活提案型商業施設だ。緑豊かなランドスケープには、大都会でありながら、心を解きほぐすオアシスのような心地よさがあり、そこに居るだけで贅沢な気分にさせてくれる雰囲気がある。キャラバンは代官山T-SITEの駐車場で、しばし憩いのひととき。


代官山T-SITE の駐車場でしばし停車。

ここ代官山T-SITEは、自動車好きの社交場という側面を持つ。代官山という立地でありながら、120台を収容する大きな駐車場があり、しかもすべて平置きという好条件から、週末の午前中には、モーニングクルーズと呼ばれるミーティングが行われる。アバルトもかつてモーニングクルーズを実施したほか、ABARTH DAY 2022をここで開催し、大勢の方々にお越しいただいた。500eキャラバンでも、クルマが好きな方々など衆目の焦点となっていた。

代官山T-SITEを後にした4台の500eは、高層ビルが立ち並び、オフィスや都庁、そして歌舞伎町といった歓楽街を有する多層的な街、新宿へ。公園通りを通り新宿中央公園に到着する頃には、陽は西へと大きく傾いていた。


新宿中央公園。空は薄暗くなり始めていた。

そこから新宿駅周辺へと近づくと、交差点の信号待ちでは駅からとめどなく出てくる群勢でごった返していた。さすが平均乗降者数世界1位を誇る駅。そこから新宿三丁目を通過し、歌舞伎町前を通る頃にはすっかり日は沈み、街は夜の姿へと様相を変えていた。こうしてこの日のキャラバンはクライマックスを迎えることに。


新宿歌舞伎町前を通過する500eキャラバン。

刺激に溢れた街を順に巡り、行く先々で視線を集めた500e。人々の眼差しはどこか温かく、親しみを感じているように見えた。さて、次回の500eキャラバンは、1月中旬に名古屋に出現する予定。愛知県周辺の方々は乞うご期待!

文 曽宮岳大

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