昨日までの自分を超える女性向けドライビングレッスン Scorpionna Drive for Woman開催
来る前よりも上手になって帰ろう
Scorpionna Drive for Woman(スコーピオンナ ドライブ フォー ウーマン)が4年ぶりに帰ってきた! アバルトが展開するこのドライビングレッスンは、参加者を女性に限定することで、ドライビングスキルやクルマの知識など男女間で生じがちな違いを気にすることなく、女性が参加しやすいようにしたアバルト女性オーナー専用のプログラム。コロナ禍等により2020年を最後に一時休止していたが、2024年6月2日(日)、富士スピードウェイを舞台に開催された。
もちろん女性限定とはいえ、楽しみながら運転の技術向上を目指すのがスコーピオンナ ドライブ流。目標は、来る前よりも上手になって帰っていただくこと。そのためにインストラクターが全力でサポートし、安全なクローズドコースで参加者の皆さんに運転のイロハを学んでいただいた。
インストラクターは、ドリフトからラリーに転身した現役ドライバーの、おなじみ “りんごちゃん”こと石川紗織さん、以前にもスコーピオンナでインストラクターを務め、ジムカーナやラリー競技経験が豊富な村里早織さん。そして全日本ラリーでチャンピオンに輝いた経験を持つプロドライバーの田口幸宏インストラクターが加わり、16名の参加者の皆さんにレクチャーを行った。その内容を紹介しよう。
<ドライビングポジション>
運転の基本はまずはドライビングポジションから。レッスンは正しいドライビングポジションを学ぶことからスタートした。目指すはハンドル操作やブレーキ操作など、正しい運転操作が常に行えること。クルマに乗り込むと、座ったときの居心地の良さを求めてしまいがちだが、適正なポジションに座らないと、とっさの急ハンドルや緊急ブレーキの際に操作に遅れが出てしまったり、ブレーキペダルを踏み込む足に十分な力が伝わらないことも。そこでインストラクターが参加者のポジションを一人ひとりチェックし、参加者全員が正しいポジションに座れるようにアドバイスを行った。
<ブレーキング>
正しいドライビングポジションを学んだら次はフルブレーキの練習。フルブレーキの練習は危険なシーンが訪れた際の危険回避に役立つだけでなく、自分のクルマの性能を知っておくという点でも重要。いざという時やスポーツドライビングの際、停車したいポイントのどれくらい手前でブレーキを踏めば止まれるかを把握しておけば、実践で役立つはず。それを学べるのはマイカー参加型のドライビングレッスンならでは。
レッスンでは、最短距離で止めることを目指す急ブレーキのほか、最短距離よりもあえて距離を長く設定して、ブレーキ力をコントロールしながら目標位置で停止する練習も行った。ブレーキを離すと荷重(タイヤに掛かる重量)が抜けてしまいがちで、ハンドル操作が利きづらくなってしまうが、そうならないためのブレーキの踏み方をこのレッスンで学ぶ。