24歳・クルマ好きが語る、父から受け継いだエンスー魂と愛車との日常。アバルトライフFile.89 櫻井眞一郎さんと595 Competizione
父との共通点と異なるこだわり
他に気に入っているところはありますか。
「自分好みの1台を作れるところです。アバルトはこれが2台目で右ハンドルの5MT車から左ハンドルの5MT車に乗り換えたのですが、ボディカラーは白をベースに、オリジナルのデザインを大事にしつつ所々に個性を加えるカスタマイズを楽しんでいます。バンパー下のインサートも白に統一して、自分の中で“これしかない”というスタイルを追求する。そうやって理想の1台を作り上げていく過程が楽しいんです」
ホイールは昔から人気の高いものを装着していますね。
「このホイールは、父が愛車に履かせているものと同じホイールなんです。小さい頃から家にあったクルマが装着していたので愛着もありますし、父と違う車種を選びましたけど、どこか受け継いだものをかたちにしたい、という気持ちが自分の中にあるのかもしれません。やはり父の影響は大きいと思います。これだけは譲れないポイントで他のホイールは考えなかったですね」
アバルトに乗った印象はどうでしたか?
「自分で操っている感覚がダイレクトに味わえるところが気に入っています。シートもノーマルながら体をしっかりと支えてくれるし、本格的な走りの感覚が伝わってきます。そして何より“音”ですね。排気音は最高です」
所有してから気づいたことがあれば教えてください。
「スポーティなクルマなので乗りづらそうに思う人もいるかもしれませんが、実際はすごく乗りやすいです。足回りは硬めですが嫌な感じはなく、むしろ運転の楽しさにつながっています。走りに特化したクルマでありながら、乗りやすい。そこがアバルトらしいところで、他のクルマでは味わえない部分だと思います」
普段はどのような使い方をしているのですか?
「釣りが趣味で、小学校の頃から続けています。クルマに乗るようになってから行動範囲が広がり、ブラックバス釣りを始めたり、夜中に起きて鳥取まで遠征したりしています。同じ場所だけでなく色々な海に行って 違う魚を狙えるようになり、とても楽しいです」
ドライブにも行ったりしますか?
「ふらっとドライブに行きますし、アバルトのイベントにも頻繁に参加するようになりました。キッカケはSNSで フォローしていたアバルト乗りの方が企画したツーリングです。十数台走ったのはとても楽しかったですし、そこで偶然、同い年の岡山の友人と出会いました。その彼とは今では一緒に行動する仲で、一緒にツーリングを企画したりもしています」