アバルトを知らないで終わるのは勿体無い アバルトライフFile.59 上田さんと595 Competizione

このクルマならノーマルでいい

アバルトへの入口は走りの印象だったんですね。

「そうです。どのクルマを次に買うかとなったとき、アバルトを知らなかったら、走りとはかけ離れたクルマを通勤用に割り切って買っていたと思います。アバルトは出会えて本当に良かったと思うクルマ。周りには『外車が欲しかったんやない?』って言う人もいるけど、いや、外車ではなくアバルトだから買ったんやけどって(笑)」

それからどのくらいでアバルトを購入したんですか?

「1か月です。10月に初めて乗って11月に注文し11月末に納車されました。高いクルマやけ買えんよねって思いながらも、見積もりを出してもらったら、まあギリ買えるかなみたいな感じやったんで。もう一生モノとして買ったつもりです」

アバルト乗りのお友だちとの交流についてはいかがですか?

「そうですね。恋の浦のイベント会場で仲良くなったお友だちとLINEを交換して、みんなでグループLINEを作ったんです。全部で9人ぐらいのグループで、その時にまだアバルトオーナーではなかった人も、私ともう一人いたんです。結局その一人もアバルトを後に買ったんですけどね。わたしがそのグループLINEに、お試しでアバルトに試乗しに行ってくると伝えると、みんな『行ってらっしゃい』とか『ハイ、買っておいでー』とか言うんですよ。みんな待ってるよー、みたいな雰囲気で(笑)。それでショールームから帰ってきた時に買うことに決めたって伝えたら、みんなが『やったー』って。『スコーピオンナになったね』みたいな感じで、みんな喜んでくれました」

クルマが納車され晴れてオーナーになって新たに気づいたことは何かありましたか?

「本当に昔ながらのクルマの雰囲気というか。性能のわりには内装があっさりしていて、ごてごてと色々なボタン付いてなくて、いい意味で昭和っぽい感じのクルマだなと思いましたね。まあ、走りがいいのはわかって買っているので、マイナスになるとこはなかったですね。乗り心地も足回りの硬さもちょうどいいし」


以前はスポーツモデルを好んで乗ってきて、どのクルマもチューニングを行なっていたという上田さん。そんな彼女もアバルトはノーマルで乗っている。

これまで乗ってきたクルマはいじっていたんですか?

「どのクルマもいじってましたね。ダウンサスに換えたりとか、面倒くさいクルマばっかりだったんですけど(笑)、いじらなくてもいいフォルム。このフォルムにこのホイールやったら、このままの状態でいいかなって。以前は乗ったクルマのホイールは必ず換えてたけど、アバルトはホイールも格好いいし、サソリが付いてるんで逆に換えたくない。スタッドレスを履くときは別ですけど。これといって換えたいっていう気持ちは湧かないかな。今のまんまで十分やんって」

ラゲッジルームにはヘルメットやジャッキ、工具箱が入ってますけど、スタッドレスに変える時は自分で作業するんですか?

「そうですね。タイヤのエアも自分で確認するし、必要なら自分でエアを入れます。オイルが綺麗かも自分で見るし、エンジンルームの中まで自分で拭き上げてますね。可愛くて仕方ないんです(笑)」


ラゲッジルームにはヘルメットなどのギアのほか、工具も搭載。簡単なメンテナンスはすべて自分で行うという。


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