アバルトを知らないで終わるのは勿体無い アバルトライフFile.59 上田さんと595 Competizione

やってみるか! と左ハンドルを選択

普段走る時、ドライブモードはどちらを選んでますか?

「スポーツモードはほとんど使わないですね。生活圏はクルマが多いので、結局踏めなくて逆にストレスになってしまうんですよね。スポーツモードを使うのは高速乗った時ぐらいですかね。そんな飛ばしてヤンヤいう歳でもないので、楽しくドライブできて、何のストレスもなく走れるっていうのは一番かなと思いますね」

左ハンドルにされた理由は?

「買う時に、入庫モデルに何台か選択肢があったんけど、その中で目に付いたのが、黄色で左ハンドルのあの子だったんですよ。左かぁ、乗ったことないなって思ったけど、自分の中の“チャレンジの人”が出てきて、試しに乗ってみたんですよ。悪くないなって思って、いいか、買ってみよう!って(笑)。黄色いクルマも乗ったことないし、左ハンドルも初めてだし。チャレンジでしたね。でもせっかく楽しんで乗るクルマを買うんで、やっぱり左にしちゃおうかなと。やってみるか!っていう気持ちでしたね」

普段からチャレンジ精神を大事にしているんですか?

「そうですね。色々なことを試したいっていうのはあります。他にバイクの免許も興味があります。50過ぎて、今さらって言われるかもしれないけど、周りにバイク乗りも多くて、楽しそうなんでね。免許取るだけならいいかなと思って。バイカーのお友だちも『全然大丈夫ですよ』って、『ああいうクルマ乗っているし、バイクも楽しいと思う』って勧めてくれて。暖かくなったら免許を取りに行こうかなって思ってます。何かきっかけがあって、新しものに出会ったり、自分の知らなかった世界に触れた時に、自分もやってみたいなって思う性格なんです。ワクワクするのが大好きで。Scorpionna Driveに出たのもそういう気持ちからで、多分参加しなければアバルトのことを知らないまま一生が終わってたかなって思うし。もったいないことするとこやったっていうのはありますね」

話していて気持ちのいい方、と言う印象の上田さん。思っていることを着飾ることなくストレートに表現してくれ、お話も面白く、ちょっと豪快なところも魅力的でした。でもそんな風に会話が盛り上がったのも、きっとアバルトという共通のつながりがあったからこそ。実際、福岡・恋の浦に生まれたのサソリの輪は、上田さんらを取り巻き、3年を経た今も衰えることなく続いているとのこと。九州のその熱き女性コミュニティについては近いうちに改めて紹介したいと思います。

文 曽宮岳大