ABARTHオーナーインタビュー。イタリア人女性ミランダさんに訊く、ABARTHや日本との出会い。
ABARTHオーナーそれぞれの購入のきっかけ、思いなどを語ってもらうABARTHオーナーズ。今回登場していただくのは、日本でイタリアのフードに関する輸入サポート・販売・プロモーション&コミュニケーションを担当し、両者の掛け橋になっているミランダさん。イタリアのブラック/ホワイトのピコローレに、赤いドアミラーが印象的なアクセントを加える『ABARTH 595 TURISMO(ツーリズモ)』を「家族みたいな存在」と語るミランダさんに、ABARTHとの出会いやイタリアのことについてうかがった。
ミランダさんとってABARTHとは・・・?
――ミランダさんとABARTHとの出会いはどんなものだったのでしょう?
実はイタリアにいた時は、ABARTHを見たことがなくて、もし見ていても気づいていなかったんです(笑)。でも、イギリスに引っ越した時に、ロンドンにあったお好み焼き屋さんのオーナーが、ABARTHに乗っていたんです。イギリス人男性の方なんですけどね。ちょうど3年ぐらい前の話です。ちなみに、主人と出会ったのも、そのお好み焼き屋さんでだったんです。主人は日本人なんですけど、ABARTHがすごく好きで、それもあのお店のオーナーが乗っていたからなんですね。
――旦那さんと出会った最初の思い出にABARTHが関わっていたんですね。
そうなんです。でも、それからABARTHを買うまでにはしばらくかかりました。当時、主人はバイクに乗っていたんですけど、その後私が先に仕事を見つけて日本に来ることになって、その後結婚する時にクルマを買おうという話になったんです。「やっぱり、乗るなら楽しいクルマがいいね」と主人が話していたので、私は「ABARTHがいいんじゃないかな」と思って。他のクルマの試乗に向かった時に、「このあとABARTHも見に行かない?」とさりげなく提案して・・・その日のうちに買いました(笑)。
――(笑)その時、ABARTHのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?
まずは、さっきもお話ししたように「乗っていて楽しい」ということですよね。あとは、ディーラーで音を聞かせてもらった時に、主人が「カッコよすぎる」と言っていたんです。ターボ性能もよかったみたいですね。私はそういうことはあまり分からないんですが、形がすごくいいな、と思うんです。ABARTHって女の人が乗っていても合いますよね。
――購入後、印象に残っているドライブの思い出はありますか?
5月に ABARTHを購入して、お盆休みに宮島まで向かいました。色んな場所を経由しながら、徐々に向かっていくような感じで。その時に2人で「このクルマじゃなかったら、全然違う旅になっていたかもね」という話をしましたね。もちろん、日本なのである程度は抑えなければいけないですが、「スピードを出すことができる」と認識しながら運転をするのがすごくよかった。それに、京都のような素敵な街に立ち寄って、そこでABARTHと写真を撮っても、すごく映えるんです。イタリア人としてもプライドを感じたし、“このクルマに乗っている”という意味でも「いいなぁ」と思いました。そもそもクルマの旅って、色んなところに寄り道が出来ますよね。しかもABARTHの場合、京都の小路地でもスイスイ行けてしまうし、冒険をしたくなるムードになります(笑)。
――移動手段だけではないクルマ、ということですよね。イタリアと日本で、クルマ文化の違いを感じることはありますか?
イタリア人は日本の人よりもスピードを出す、というのはありますね。私は北イタリアのトレント出身なんですが、イタリアの中では真面目に運転をするような地域なんです。少なくとも、私はそう思っていたんですよ。でも、日本で運転を始めたら・・・「その運転、ちょっと激し過ぎないかな?」という風に、主人と大ゲンカになったりして(笑)。これは日本に来てから初めて気づいたことですね。「きみの運転はイタリアっぽすぎる」と言われるので、私は運転する時は1人で、主人といる時は助手席に座っています(笑)。
――(笑)。もしABARTHオーナーがイタリアをドライブするとして、オススメのスポットなどがあれば教えていただけますか?
それは主人ともよく話しているんですけど、イタリアにはドライブするための素敵な場所が沢山あるんです。たとえば、高速道路じゃなくて山の道を進むと、景色が本当に綺麗で。それに北イタリアの方には、とても素敵な湖が沢山ありますよね。だから、山の道を走って、そのまま湖沿いをドライブするコースがオススメですね。とても心癒される瞬間ですよ。もちろん、イタリアといっても人それぞれで、クルマ好きの人もそうでない人もいますし、興味のない人の中には「AからBに行く移動手段」だと思っている人もいますけどね。
――ミランダさんは、その「AからBまで」を楽しみたい、という方のように思えますね。
そうなんです。私はそういうタイプで、週末は毎週違うところに行くようにしています。雨が降ったとしても、どんな「B」に行けばいいのかを考えたりして。近くても乗るようにしていますね。その中でもやっぱり、京都は印象的でした。実は私は、昔京都に住んでいたこともあったんです。
――ミランダさんと日本の出会いはどういうものだったのですか?
初めて日本に来たのは、18歳の時です。それが京都でした。17歳の時にイギリスのキャンブリッジにサマースクールで英語を勉強しに行っていたんですが、その時に知り合った友達が大阪出身・京都大学に通っていたんです。それで「今度京都にも来てくださいよ」と言われて、お世辞だったのかもしれないけれど、「じゃあ行きます」と言って向かいました(笑)。その時はまったく日本語を喋れなかったんですけど、10日間滞在して、「ここが私の居たい場所だ」と感じたんです。よく「なんで?」と理由を聞かれるんですけど、それは感情的なもので、日本を出る時に、すごく悲しかったんですよね。日本もイタリアも歴史が長くて、美術も沢山あるし、美しいものが好きですよね。だから、魅力も感じたし、同時にアットホームな雰囲気も感じたのかもしれないです。だから、そこにABARTHでまた来られたというのがとてもよかった。
――ABARTHは、ミランダさんや旦那さんにとってどんな存在なのでしょうか。
ただのクルマではない存在、ですよね。会うたびに嬉しいし、駐車スペースで待たせていると、「ごめんね」という気持ちになるし・・・。もちろん、言葉には出さないですが(笑)、人間かペットのような感覚に近くって。だから、私にとっては、もうひとりの家族のような存在なのかもしれないですね。
毎日の生活のパートナーとしてABARTHを乗りこなすミランダさん。これからも旦那様、『ABARTH 595 TURISMO』とともに、様々な場所で思い出を作っていただきたい。
INFORMATION
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嶋田智之さんによる『ABARTH 695 BIPOSTO』レポートはこちらから
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Text:Jin Sugiyama
Photos:YosukeKAMIYAMA