走りたい28歳女子の挑戦。アバルトと共に広がる新しい世界。アバルトライフFile.87 ユカさんと695 Competizione

 

 
フリーランスとしての挑戦と、クルマに見る自分の姿
 
他に趣味はありますか?
 
「大学の頃からずっとバンドをやっています。バンドというと賑やかなイメージがあるかもしれませんが、メロディを作ったり詩を書いたりする作業は、ひとりで部屋やスタジオにこもって行うことが多いです。自分の感情と向き合う時間でもあるので、やっている身としては、結構孤独な時間も多いんですよ」
 

 
バンド活動の中でアバルトが役に立っていることはありますか。
 
「自分で運転していて楽しいときの気持ちを曲にしたり、あとはクルマで誰かと一緒に出かけて感じたことを曲にしたりと、クルマがあるからこそ生まれる感情や気持ちを曲にできるんです。そういう意味でもアバルトは大切な存在ですね。自分がアバルトを好きだからこそ、好きで気に入っているクルマに乗れているということが、特別なものになっているのかなと思います」
 

 
現行のアバルトについて、何か感想があれば一言お願いします。
 
「500eは乗ったことがないので見た目の印象になってしまいますが、デザインはすごく良いと思います。街で見かけると、小僧みたいな顔でニヤリとしている感じが(笑)。あの雰囲気がいいなと思います」
 
お仕事は自営業でいらっしゃるのですか?
 
「はい、そうです。最初は会社に就職したのですが、4年ほど働いたあと独立しました。理由はいろいろあるんですけど、例えば仕事の内容が定型作業ではなく、日々違うことをやるのが自分にとって楽しいんです。さまざまな業務をこなす中で、その都度違う知識が必要になり、勉強しながら取り組むことにやりがいを感じています。もちろん不安もありますが、毎日新しいことに挑戦できるのが楽しいですね。フリーランスなのでいつ仕事が切れてもおかしくないですが、継続して依頼をもらえると、自分が成果を出せていたんだと実感でき、それも喜びのひとつになっていますね」
 

 
今の生活自体が、とても刺激的なのではないですか。
 
「そうですね。この先どうなるかわからないけど、うまくいけば新しい道が開けるので、そういうところも楽しみです。それにいろんな人に会えるのもいいですね。同じ会社の同じ席にいると交流が限られてしまうと思うんですけど、いろんな会社の人と関わることで、多様な考えに触れられるのが楽しいです」
 
最後に、アバルトは自分に合っていると思いますか?
 
「はい、合っていると思います! 私は結構真面目だと思われがちで、たぶん眼鏡をかけているからだと思うんですけど、真面目でおとなしいイメージを持たれることが多いんです。でも話してみると『違うよね』と言われることもあって。アバルトにもそうした二面性があって、見た目と走らせた感じが違うじゃないですか。そういうギャップがひとつの魅力ですね。もうひとつは、自分自身、会社員だったら安定していたと思うんですけど、それを抜け出してフリーランスでやってみようという“賭け”に出たんです。そんな自分から見ると、アバルトは小さくて一見頼りなさそうに見えるかもしれないけど、走らせてみたらすごくいい走りで、『やればちゃんと結果を出す』みたいなところがあって、そこも好きなんです」
 

 
フィアットのかわいさに惹かれて始まったユカさんのカーライフは、「もっと走りたい」という気持ちをきっかけに、新たなステージへと進化。直感を頼りに選んだ695 Competizioneという新しい相棒は、期待していた“走りの良さ”を超え、日々のリフレッシュやバンド活動にもいい影響を与えている模様。目の前の現実に真摯に向き合う彼女の姿勢はかっこよく、アバルトがよく似合っていると感じました。その調子で、明日に向かってアクセル全開で駆け抜けてください!
 
文 曽宮岳大
 
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