走行12万km超「慣らし運転は完了です」 アバルトライフFile.76 竹内さんと595 Competizione

 

Abarth

目指せ30万km

そんな竹内さんは、黒と赤のドライビングシューズを履き、クルマに乗り込む。ただ、その仕草は気合を入れているというより、ひとつの儀式であるように見えた。

クルマに乗るときはいつもドライビングシューズを履いているのですか?

「ドライビングシューズを履くと、ペダルから足を踏み外すことがないですし、気持ちが切り替わるんです。どんなときも、それこそ疲れているときでもこのシューズを履いてクルマに乗り込むと、“よし、運転するぞ”という気持ちに切り替わるので、眠くならないんです。別に飛ばすために履いているわけではないんですよ(笑)」


運転する時はドライビングシューズを使用。

お気に入りのドライブスポットがあれば教えてください。

「よく行くのは長野のビーナスラインです。年に3回ほど行っています。走って楽しい道ですし、時期によって景色が変わり、四季折々の情景が楽しめます。冬季は閉鎖してしまうので、通行止めが解除された後の5月頃に行き、夏は涼しいので8月か9月頃にまた行き、閉鎖前の10月か11月にも行きます。美ヶ原高原の道の駅に向けて夜中に出て、朝着いたらテーブルを置いてコーヒーを飲みながら雲海を見たりしています」

「あとは京都のカフェセブンさんにもよく行きます。お盆休みに友だちが実家に帰るときに一緒に行ったのがキッカケで、その後お盆に3年連続で行ってます。そうやって色々なところに行くうちに走行距離は12万2000kmを超えました(笑)」

12万2000km! 走りましたね。コンディションは良さそうですが、なにか心掛けていることはありますか?

「大きなトラブルもなくここまできました。もちろんメンテナンスはしっかりやっていて、消耗品やタイミングベルトなどは交換済みです。コンディションを保つために心掛けていることは、エンジンオイルをこまめに交換することですね。だいたい3,000キロに1度のペースで早めに交換しています。ターボ車はエンジンが熱を持つので、オイルに負荷が掛かることを考慮して、早めの交換を心掛けているんです。自分で整備士の免許を持っているので、簡単なメンテナンスは自分でやるようにしています」


走行距離は現在12万2000km。30万kmを目標に乗り続けるという。

メンテナンスなどやることをやりつつ、普段通りに乗っているのですね。

「はい。10万kmを超えてからも普段通りに利用していて、長距離ドライブもしますし、通勤にも使っています。走っていて壊れそうな気配や予兆はまったくないので安心感はありますね。ただ最近はエンジンをいたわって、思いっきりエンジンを回すような運転はしなくなりました」

どれぐらいまで走ろうという目標はありますか?

「目指せ30万kmです!あるカフェの店員さんに聞いたときに、アバルトで20万km走っている人がいますよと聞いたので、では僕は30万kmを目指します、という話をしたんです(笑)」

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