風と共に、F595と一緒に。アバルトライフFile.71 清水さんとF595

Abarth

無理せず楽しむ

他にアバルトでこれからやってみたいことはありますか?

「これまでは遊びに行くなら海に行きたいと思っていたのですが、アバルトに乗るようになり、交通量の少ない山道を走ってみたいと思うようになりました。温泉に行きがてら山道を走れたら楽しそうだなと期待が膨らんでいます。少し前だったら旅行へは新幹線で行き、駅でレンタカー借りればいいやという風に考えていましたが、今は全行程をアバルトで行ってみたいと思っています。気持ちとしては本州から出て、四国までクルマで行ってみたいですね」

自由な感じがいいですね。

「同年齢の周りの人たちはもっと落ち着いているなと自分でも思います。だからあんまり話が合わないんですよ(笑)。私はこの年齢だからこうしようとか、女性だからこうあるべきみたいな縛りが嫌なんですよ。ほら、クルマに乗っていても相手が女性だと横柄な運転をしてくる人もいるじゃないですか。そういうのは好きではありませんね」

日常を楽しむために何か心掛けていることがあれば教えてください。

「不満や不安は言い出すと本当にきりがないぐらいあるし、女性特有かもしれませんが、バタンと落ちる時は落ちます。もう這い上がれないぐらい落ち込む時もあります。人生ですから色々な出来事もあるし、もう、どうでもいい!みたいになるときもあります。だからって明日は来るし、考えても仕方ないんですよ。なるようになるということで抗わないように努力しています。“努力している”というところがちょっと悲しいんですけど、抗っている自分でもいいじゃんみたいな。無理に自分に何かさせようとしない、あまり無理をしないようにしていますね。そういう風に生きていきたいと思っているんです」

素敵ですね。最後にそんな清水さんにとってアバルトはどんな存在でしょうか。

「子どもも、もう30歳を過ぎました。あの子がいたから頑張れたという時代もありましたが、高校生ぐらいから相手にしてもらえなくなり、すでに手が離れました。ある時振り返って、自分に何か趣味あるかな?と考えたときに、本を読むことぐらいしかないことに気づいたんです。かといって何をやろうと考えても全然思い浮かばない。何かサークルに入るのも面倒くさい。そう思っていたときに現れたのがアバルトだったんです。今はクルマから元気をもらっている部分もありますね。駐車場に行くと顔を見るだけでかわいいし、日によって表情が変わるような気もするんです。もう他のクルマに乗りたいとは思わないですね。アバルトが元気でいてくれれば、壊れるまでずっと乗っていたい。そう思っているんです」

時の流れに抗わず、かといって可能性を封じてしまうこともなく、その時やれること、やりたいことへの挑戦を続けられている清水さん。「風と共に」(エレファントカシマシ)の歌詞のように、自然なスタイルで毎日を楽しむエンスージャストには、アバルトがピッタリお似合いです!いつ本州から抜け出す旅を実現されるのか、再びサーキットを走られるのか、楽しみに応援しています。これからも安全運転でF595との生活を満喫してくださいね!

文 曽宮岳大

F595の詳細はこちら