ナポリピッツァの日本一に輝いたピッツァ職人は、左ハンドルのMTを駆るアバルト乗り アバルトFile.64 遠藤さんと595

イタリア人と同じ景色を見たかった

「ナプレにいたとき、山本尚徳さんという師匠にお世話になり、色々と学ばせていただきました。その後、山本さんが独立して中目黒にピッツェリア エ トラットリア ダ イーサをオープンした時も、着いて行くことにしました。その頃、結婚して子どもができたのですが、僕は千葉の柏に住んでいて、中目黒までは遠くて通い続けることはできなかったので、その後いくつか店を転々として、38歳の時に独立、ピッツェリア ティンタレッラをオープンしました」


遠藤さんが千葉県・柏で営まれているピッツェリア ティンタレッラ。

アバルトとの出会いについて教えていただけますか?

「師匠の山本さんが仕事の合間にアウトビアンキが欲しいんだと毎日のように話されていたんです。何ですかそれ?と聞くと、『お前知らないのかよ』と。ちっちゃいけど、すげぇ速いんだよ、とか、そのような話を色々と教えてもらい、カーセンサーを一緒に拝見しながら、イタリア車について色々と学ばせてもらいました。その影響で僕も徐々にのめり込んでいったんです(笑)。このアバルトに乗る前はフィアット 500に乗っていたんですが、やはり師匠から受けた影響が大きかったと思います」

アバルトを購入されたきっかけは?

「アバルトは僕にとっては高級車なので、60歳くらいになったら乗りたいと思っていたんです。フィアットに乗っている頃からディーラーの担当者の方に、本当はアバルトに乗りたいんです、とお会いするたびに話していました。そしたらディーラーの方から、もしガソリン車に乗りたいのなら、早めに購入した方がいいかもしれませんよと勧められ、思い切って購入を決意したんです」

左ハンドルのマニュアル車を選ばれた理由は?

「イタリア人と同じ景色を見たかったんです。イタリアでは、ほとんどの人がマニュアル車に乗っている。運転の仕方も技術も風習も、日本と全然違う。僕はイタリアが好きなので、やっぱり左のマニュアルで、イタリア人と同じような乗り方をしたかったのです」


イタリアに近づくために、“左ハンドルのマニュアル車”を選んだという。

今、アバルトは遠藤さんにとってどんな存在ですか?

「このクルマと共に毎日を楽しんでいます。普段は通勤と買い物、送迎をメインに使っています。送迎というのは、夜店を閉めてからピッツァの生地をこねたり、店の掃除をしたりしているとだいたい夜中の1〜2時になってしまうのです。その時間だと交通公共機関はありませんので、アルバイトの子を家まで送っていくんです。夜中は道路がガラガラなので、スコーピオンモードに入れて走っています。それが日々の楽しみですね。あと『アバルト友の会』というアバルトオーナーさんが集うFacebookを介したコミュニティがあるんですけど、そこで色々情報を入手して楽しんでいます。自分の愛車はベースモデルで、将来的に695 Competizioneに近づけるようなカスタマイズをしたいという願望がありまして、アバルト友の会の皆さんの投稿を見て参考にしているんです」


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