自分のセンスでサソリを彩る! MAKE YOUR SCORPION実施中

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無数の組み合わせから自分だけの1台を

アバルトの象徴といえるサソリのエンブレムは、創設者であるカルロ・アバルトの誕生月の星座である蠍座のサソリがモチーフになっているのはよく知られるところです。小さいながらも尻尾でチクリと突き刺し、大きな敵をも仕留めるサソリ。その姿は、小さな大衆車をチューンアップにより格上のマシンをも抜き去るクルマへと昇華させるアバルトに通じるもの。アバルト&C社黎明期のカルロとその仲間達が自分たちの情熱を重ね合わせたサソリの紋章は、アバルトのイメージそのものとして世界中に知れ渡ることとなりました。

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1949年に創立されたアバルト&C社黎明期のカルロ・アバルト(右)。アバルトについての歴史はこちらから

ところでカルロ・アバルトは、1908年の9月15日に生まれたそうです。だとすると、誕生日は“蠍座”じゃなくて“乙女座”となるのですが、彼の出生が公式に記録されたのがちょうど2ヶ月後の1908年11月15日ということで公式的な誕生日は蠍座となり、カルロ自身も誕生日を11月15日としてきました。自らの名前を冠したアバルト&Cの紋章にサソリを選んだのも、彼の中ではごく自然な判断だったのでしょう。

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写真 荒川正幸

さて、カルロ・アバルトの誕生日にちなんだ毎年恒例の『SCORPION MONTH』の一環として、“MAKE YOUR SCORPION”が10月1日から11月30日まで実施されます。この“MAKE YOUR SCORPION”は、595シリーズを自分好みのルックスに仕立て上げられるというもので、アバルトファンにとってはそのこだわりを発揮する特別な機会となります。

対象となるのはアバルト595シリーズ各モデルで、期間中はボディカラーやシートカラー、ブレーキキャリパーの色などを自在に組み合わせることが可能。スペシャルオーダーに近いかたちで自分だけの595シリーズを創り上げることができるのです。

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以前にキャンペーンで好評だったメタリックブルーBlu Podioもカラーパレットに仲間入り。このほかダークグレーのGrigio Pistaやこれらを組み合わせた2トーンも。

今年の“MAKE YOUR SCORPION”では日本初導入となるボディカラーが7色加わり合計15色に。シートやブレーキキャリパー、595Cの場合はソフトトップのカラーなどとの組み合わせで、何と582通りもの組み合わせが実現します。

しかもweb上のコンフィギュレーターで自分の選んだ仕様を確認しながら、好みの1台を作り上げることができます。

まず車種は「595」「595ツーリズモ」「595Cツーリズモ」「595コンペティツィオーネ」のなかから選びます。

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ボディカラーはソリッド系が5色、パールペイントが1色、メタリックが4色、ビコローレ(2トーン)が5色。

シートカラーは595用が1タイプ、595ツーリズモと595Cツーリズモ用は3タイプ、595コンペティツィオーネ用は2タイプ。

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ブレーキキャリパーは595用が1タイプ、595ツーリズモと595Cツーリズモ用は3タイプ、595コンペティツィオーネ用はブレンボで3タイプ。

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期間中はブレーキキャリパーの色までチョイス可能。

595Cツーリズモの場合はソフトトップの色を2色から選べます。

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さて、こうしてコンフィギュレーターを操作していると、ふと目がいくのがボディカラーのネーミングです。

ボディカラーのネーミングにもこだわるアバルト

たとえばGrigio Campovolo=カンポヴォーロのグレー。かつてのアバルトのレーシングカーに塗られたものにも似た、お馴染みの明るいソリッドのグレーですね。この“カンポヴォーロ”は、飛行場や空港を意味するもので、実はかの有名なアバルトの歴史的ファクトリー、コルソ・マルケの近くにあった小さな飛行場に置かれていた航空用の燃料缶を見て、カルロ・アバルトがレーシングカーにペイントすることを発想したという逸話が残されています。それがアバルトのアイコンのようになったのです。

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Grigio Campovoloカラーの595。

Grigio Record=レコードグレーもアバルト通の間ではよく知られていますよね。ややダークめなメタリックのグレー。それは最高記録のグレー。かつて世界スピード記録にチャレンジして次々と記録を塗り替えた速度記録車の多くが、この色に塗られていたのでした。

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Grigio Recordにペイントされた595Cツーリズモ。今なら通常は選択できないグレーのソフトトップにも変更可能。ブレーキキャリパーも3つのカラーから選択できる。

Giallo Modena=モデナのイエロー。モデナといえば、そうです。あの有名なスーパーカーメーカーのお膝元であるモデナは、イエローをイメージカラーにしています。そしてモデナ市にもその昔、市街地サーキットがありました。

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Giallo Modenaにペイントされた595コンペティツィオーネ。サーキットにも自然に溶け込みます。
写真 荒川正幸

Bianco Iridatoは、これもまたお馴染みのパールホワイトですが、“iridato”は「虹色に輝く」というような意味が元々のものですが、転じて「世界チャンピオン」を指し示す言葉でもあります。
ほかにもGrigio Pista=サーキットのグレー、Grigio Trofeo=トロフィーのグレー、Blu Podio=表彰台の青、Bianco Gara=レーシングホワイト、Rosso Abarth=アバルトの赤、そしてNero Scorpione=蠍の黒という具合です。

こうしてカラーのネーミングを見渡すと、すべてアバルトの歴史やアバルトの世界観を表したもの。アバルトはボディカラーのネーミングにまで、徹底的にこだわっているのがわかります。こうしたストーリーに思いを馳せながら、豊富なバリエーションの中から通常では選べない色の組み合わせを試してみるのも粋でしょう。

さて、この特別なスペシャルオーダーの受注期間は11月30日まで。受注生産となるので納車は2018年4月以降となります。さらにオプショナルパーツとして用意されているホイールやストライプ、デカール、ミラーカバーなどを組み合わせていけば、本当に世界に1台だけのスペシャル595ができあがります。

コンフィギュレーターのURLはこちら
http://www.abarth.jp/make_your_scorpion/

文 嶋田智之