1年に一度のアバルトの祭典「ABARTH DAY 2022」開催。限定車「695 Tributo 131 Rally」が初披露!

最後に、モーニングクルーズに参加された方々にお話をうかがったのでご紹介しよう。珍しい限定車を所有されている方もいらっしゃり、皆さまの興味深いカーライフをお聞きすることができた。

気筒数ごとのエンジンを楽しまれている紳士

珍しいシルバーの124 spiderでお越しの鈴木克哉さん。素敵なレッドのアクセントカラーを取り入れたカラーコーディネートは、本国で“スコーピオングラフィックエディション”という名で企画された幻のメーカーオプションをモチーフにカスタマイズされたとのこと。そんな124 spiderを粋に乗りこなす鈴木さんは、神奈川県の自宅と八ヶ岳のガレージハウスの2拠点生活をされているという。
「たまたまこの週末は神奈川の自宅に居ることになっていたので、モーニングクルーズに申し込んでみました」。すると見事当選。聞けば、鈴木さんは運だけでなく、クルマも4台お持ちとのこと!
「イタリア車が好きで、他に24年乗っているアルファ ロメオや、16年くらい乗っている別のモデルがあります」というコメントには、気に入ったクルマを長く大切にされる方であることが滲んでいた。

そんな鈴木さんだけに、生活に占めるクルマの割合はかなり高い。「週末を中心に過ごしている八ヶ岳は、首都圏から約200キロ。ドライブにちょうどいいんです」と話してくれた。その2拠点生活における124 spiderの出番を聞いてみると、「八ヶ岳はオープンエアが最高なので、それを存分に楽しむために購入しました」と、エンスージアストの極みのようなコメント。そんな鈴木さんにご自身のクルマの楽しみ方をうかがってみた。
「もうすぐ多くのクルマが電気になってしまいそうじゃないですか。その前にエンジンを楽しんでおきたいですね。この124 spiderは直4、アルファ ロメオはV6、もう1台のはV8なので、それぞれの味を楽しんでます。V12まではいけないですけど(笑)」と笑う。そんなクルマへの熱い情熱が眩しい鈴木さんだった。

“究極”のモデルでご来場

マットグレーのボディカラーとカーボンのフロントスポイラーが目を引く池淵宏さんの愛車は、なんと「695 Biposto」。学生時代に自動車雑誌『カーグラフィック』に関わるアルバイトのお仕事をされていたとあって、池淵さんは古くからのクルマ好き。なかでも好きなのがイタリア車なのだそうだ。「イタリア車を何台か乗り継いで、前は695 Tributo Ferrariに乗ってたんです。でもマニュアル車が欲しい気持ちがあって、それでどうせ買うのなら、行けるところまで行ってしまおうと思いまして(笑)」と、2シーターの“究極のアバルト”に行き着いた経緯を話してくれた。「現代のクルマではこの手の尖ったクルマはなかなかないので、エアコンがないのはアレですけど、自分には最適な1台だと思っています」と愛車にすっかりご満足の様子だ。

普段はお忙しくされている池淵さん。「予定がない時に時々ドライブに行きます。クルマで行ける駐車場があるカフェによく行きますね」と話してくれた。モーニングクルーズの感想をうかがうと「最近はクルマ好きが減っているなんて聞きますけど、これだけ多くのアバルトやそれを愛する人たちが集まってすごいなと思いますね。若い方から比較的年齢層の高い方まで幅広い層の方々がアットホームな雰囲気で楽しむ。その空気感を味わうことができてよかったです」とコメント。今度また695 Biposto、じっくり見せてくださいね!

苦手だったマニュアルも今では「ヨッシャー!」

白のボディに赤いレザーシートの組み合わせが素敵な595C Turismoでご来場されていた渡邉さんご夫妻。車内を見させていただくと、なんとコクピットにはスティックシフト! そう、所有されているのは希少なマニュアル仕様の595C Turismoで、それをご夫妻で楽しまれているとのこと。ご主人の誠夫さんは、「以前にカブリオレのクルマに乗っていたのですが、マニュアルのオープンカーに乗りたいという気持ちがありまして。ちょうど探しているときに、いいタイミングで595C Turismoのマニュアルが限定車で登場したんです」。運命か必然か、かくして渡邉さんは望み通りのクルマを手にされたのだった。

奥さまの美樹さんは「最初、マニュアルは絶対イヤだと思っていたんです。でも加速の感じとか運転している感覚が色濃く味わえて、今では“ヨッシャー!”っていう感じで楽しんで乗ってます(笑)」と、前向きなスピリットを見せてくれた。ご主人は「途中でマフラーをレコードモンツァに交換しましたし、これからも少しずつカスタマイズを楽しみながら、5年、10年と乗り続けていきたいですね」と話してくださった。いいですね! その調子でお願いします。

カーシェアリングからマイカーへ

イエローの595 Competizioneでご来場された28歳のM.Mさんにとって、アバルトは1台目の愛車。お父さまの影響もあり「子どもの頃からクルマ好きだった」という。でもなぜアバルトを? 「見た目も好きだし、マニュアル車に乗りたかったんです。アバルトにはカーシェアリングで乗ったことがあり、借りて乗ってみたら楽しかったんです。あとは音ですかね。レコードモンツァのサウンドを聞いて、すっかり虜になってしまいました」とアバルティスタへの階段を登る経緯を話してくれた。

そんなM.Mさんは、日常使いで595 Competizioneを使う一方、週末には山中湖や箱根にドライブに行かれることもあるのだとか。「1人でも行きますし、お父さんお母さんと行く時もあれば、友人と行くこともあります」と、みんなと過ごす時間を大切にされているM.Mさん。カーシェアリングの時と違いますか?と聞くと、「自分のクルマがあるってやっぱりいいですね。休日が楽しみになりましたし、今までに行ったことがある場所でも、このクルマで行くとさらに楽しく感じます」と話してくれた。ぜひ箱根のコーヒーブレークにもお越しくださいね!

こうして多くのアバルトオーナーの皆さまに支えられ、大いに盛り上がったABARTH DAY 2022。今回惜しくも抽選に漏れてしまった方もコーヒーブレークでお会いしましょう!

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