第1回 Scorpionna Drive for Woman 情熱を秘めたサソリ使いの女性たちが筑波に集結

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安全に楽しむ刺激的な走り

ドリフト競技の元日本チャンピオン、石川紗織選手からドライビングを学ぶ「Scorpionna Drive for Woman(スコーピオンナ・ドライブ・フォー・ウーマン)」。その第1回目が7月28日(日)、筑波サーキットの特設コースを舞台に開催された。クルマを積極的に操りたいと志す女性が気兼ねなく参加できるよう、女性のみを対象に実施され、インストラクターもすべて女性が務めた。

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インストラクターを務めたのは、“りんごちゃん”の愛称で親しまれるプロドライバーの石川紗織選手(中央)、2014年ディレッツァチャレンジ東日本エリア予選大会で大会初の女性優勝者となった石川愛選手(右)、中部地区を拠点に全日本ジムカーナ選手権や中部地区ジムカーナ選手権に参戦する村里早織選手(左)の3名。

会場には、石川紗織選手の監修のもとジムカーナを模したコースが作られた。ジムカーナとは、パイロンで作られたコースを走行し、ゴールするまでのタイムを競い合う競技。Scorpionna Drive for Womanは、速く走ることだけが目的ではないものの、正しい運転操作が身に付くと自然とタイムは縮まるため、上達度を知るひとつのバロメーターとしてタイム計測が行われた。

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ウェット路のコースを自らのアバルトで走る。アクセルを踏み込みつつ、コーナーではしっかり減速して、正確なハンドル操作を行う。これら一連の動作を体に染み込ませるため、何度も走ったり、インストラクターからアドバイスをもらったりして上達を目指した。

またコースは散水車により水が撒かれ、セミウェット環境で実施された。これにより、より低いスピード域でクルマの激しい動きや、タイヤの滑り具合を試すことが可能となり、エキサイティングな走りがより安全に楽しめるというわけだ。

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滑りやすい場面でも、クルマの動きや路面の状況はハンドルやシートを介して、体に伝わってくる。その情報を元に、次なる操作を行う。まずは体で感じ取り、各場面でどのような操作を行うかを学んでいく。

この日、参加者は各種アバルト車でのコース走行3本のほか、インストラクター3名によるデモランおよび同乗走行、自動車ライターの伊藤梓さんを招いてのトークショーも実施された。

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ランチタイムには自動車ライターの伊藤梓さんと石川紗織選手によるトークショーを実施(左)。走行終了後にはティラミスとエスプレッソでおやつタイム。女子トークで盛り上がりました(右)。

日本一に輝いた石川紗織選手のドライビング・パフォーマンス。その走りは、常軌を逸したもの。通常では曲がりきれるはずもない車速でコーナーに飛び込んでいき、タイヤを滑らせて速度調整をしながら、同時にクルマの向きを変える。怖がったり、無理をしたりすると思い通りには走れない。タイヤを限界付近まで追い込みながらあくまで冷静に、そして正確な運転操作で、行けるギリギリのラインを計算しながら攻めていくのだ。

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チャンピオンの運転はやっぱり違う。石川紗織選手の運転するクルマの助手席で、参加者は歓喜の叫び声をあげた。その趣はまるで絶叫マシン。

皆さんの一番の関心は、運転スキルの向上。この点をしっかりバックアップするため、参加者の走行時にはインストラクターが助手席に乗り、運転のアドバイスを行なった。参加者には、クローズドコース未経験者からサーキット経験者までレベルはそれぞれだが、「じぶんのクルマをちゃんと操れるようになりたい」という気持ちは共通しているようだ。彼女たちは今回のレッスンをどう捉え、どこを目標にしているのか。参加者に聞いてみた。

参加されたアバルトオーナーさんの声

森 あやさん(695 トリブート フェラーリ オーナー)
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「このクルマに乗るようになって、ちゃんと操れるようになりたいという気持ちが湧いてきたんです。きっかけは、主人がドライビングスクールを受講しているのを見て、私もやりたいと思ったことでした。今回参加してみて、じぶんで運転して色々な操作を試してみないと本当のところはわからないと身にしみて感じました。スラロームで車体が左右に傾く様子などは、意識してハンドルを切る経験をしないとわからないですね。あと普段、自分のいるコミュニティの中では女子同士でクルマの話をする機会はほとんどなかったんですけど、今日参加者の方々と自然に情報交換ができたのが、すごく楽しかったです。今後もこういう機会があれば、頻繁に参加したいと思いました」

斎藤 恵美子さん(595 コンペティツィオーネ オーナー)
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「サーキットは2回ほど走ったことがあり、今回はそのタイムアップや技術の向上に繋がればいいなと思って応募しました。インストラクターさんからは、アクセルのオンとオフやブレーキのタイミングを、メリハリをつけて行うようにアドバイスを受けました。これを次に生かせればいいなと思います。タイムは1回目より2回目、2回目より3回目と確実に縮まりました。やっぱり“習うより慣れろ”じゃないですけど、的確に指導いただき、その教えが身についていけば、スキルが向上し、ひいては一般道での安全運転にも繋がると思いました。アバルトは乗れば乗るほどいいクルマだと思いますので、それにふさわしい運転ができる技術力を身につけたいと思います」

横山 沙依さん(124 スパイダー オーナー)
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「今までは、街中とか峠とかをじぶんで楽しむぐらいで、クローズドコース走行はやったことがなかったので、どういうことをやるのかワクワクしていました。いざコースを走ってみると、思ったよりクルマがいうことをきいてくれないと感じました。街乗りではイメージできていた運転操作が、曲がる場所がピンポイントで決まっているクローズドコースでは、なかなかタイミングがつかめず、難しかったです。特にアクセルを緩めるタイミングや、先を読む力を鍛えないといけないと感じました。それでも最初は探りながらの走行だったのが、午後になってからは攻められるようになりました。このイベントに参加してもっと走りたくなったし、サーキットにも行ってしまうかもしれません」

小林 亜紀子さん(595C ツーリズモ オーナー)
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「アバルトに乗り換えてから、走ることの楽しさを乗るごとに感じるようになりました。もっとアバルトを楽しく乗りたい、という気持ちになったので、きちんとプロのドライバーさんとかに講習を受けてみようと思い、応募しました。思っていたより曲がるという行為が難しく感じたのと、スポーツモードで走ってみると、じぶんで乗りこなせていないのを実感しました。まだ運転に迷いがあり、イメージ通りに走れていないですね。でもインストラクターの方にアドバイスをもらえるので、1回目より2回目の方がタイムはよくなりました。このイベントに参加してみて、さらにじぶんのアバルトを知りたいというか、もっと仲良くなりたいと思うようになりました」

オーナーさんのお話をうかがってみると、皆さん、参加前からアバルトで走ることの楽しさは実感されていて、もっと思い通りに操りたい、という気持ちが芽生えているようでした。目的意識を持って行動に移しているあたりは、さすがスコーピオンナといったところでしょうか。
さて、会場ではアバルトオーナー以外の参加者もいらしたので感想を聞いてみました。

アバルトオーナー以外の参加者さんが感じたこと

武藤 絵美さん(124 スパイダーに興味あり)
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「124 スパイダーに興味があったんですけど、このイベントなら、ショールームでの試乗よりも、もっと色々な操作ができると思い、応募しました。普段はマニュアルのスポーツカーに乗っているんですけど、ただの移動手段というよりは、操作して楽しみたいと思っていて、通勤のほか、ときどきサーキット走行もしています。今回参加して最初は緊張しましたけど、色々操作してみたところ、スポーツ走行をしても安全に走れそうだなという感じがしましたね。エンジンのサウンドもよく、テンションが上がりました。インストラクターさんからは、加速するタイミングとか、選択するギアの段数のアドバイスなど、役立つ情報が得られて良かったです」

M.Kさん(マニュアル車の購入を検討)
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「いま乗っているクルマがRV車なので、普段とはまったく違う走りを楽しむことができました。景色の見え方、スピード感、エンジンの様子などを体で感じ取ることができてとても楽しかったです。インストラクターの方には普段感じている運転のクセや、この短いコースでの2速に入れるタイミングを教わりました。あとはブレーキング。どこまで効くのかわからなかったので、アドバイスをもらえて良かったです」

志村 和美さん(アバルトを運転してみたくて参加)
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「サーキットでアバルトが走っている姿を見て、小さいのに速くて、かわいくて、運転してみたい!と思い、応募しました。今日は595シリーズに乗りましたけど、低速のトルクがあり、FFでも取り回しが良くて、びっくりしました。特にスラロームを思った通りに曲がってくれて、むしろ私ががんばらないと追いつかないと思いました。かわいくて音がすごく良くて、さらに動きも良くて。ちょっと欲しくなっちゃいますね」

クルマを降りれば、初対面の参加者さん同士が和気あいあいと楽しそうに意見交換を行ったり写真を取り合ったりと、とても和やかな雰囲気でした。そして最後にみんなで記念撮影。

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1st ROUNDにはおかげさまでたくさんのご応募をいただきました。今回惜しくも抽選に漏れてしまった方、2nd ROUNDは9月21日(土)に名阪スポーツランド(奈良)にて開催決定です!また秋には3rd ROUNDが九州エリアにて開催予定です!
女性たちのサソリ使いへの挑戦をお待ちしております。
詳細はオフィシャルHPをぜひチェック!

写真 荒川正幸

アバルト公式ウェブサイト

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