速くなくていい。楽しいが一番! 「あいちトリコローレ2025」ドライブラリー・レポート

「小さいけれど、ちゃんと積める」500と暮らすマットJoJoさん

奥さまと愛犬とともに、2015年式の「500」で参加していたのはマットJoJoさん。ひときわ目を引くのは、珍しいアズーロ・レジェンダのボディカラーだ。お話をうかがうと、普段は奥さまの移動を支える足として活躍し、マルシェに出店する際には道具やテントを積み込んで出かけるなど、日常からイベントまで幅広く使われているという。さらに、趣味のカヌーやキャンプでも大活躍。ただし、それらを大きなクルマではなく、あえてアバルトでこなすのがマットJoJoさんの流儀だ。


マットJoJoさんと奥さま。

「周りから“このクルマに積んできたの?”と驚かれるのが楽しくて(笑)。小さいけれど、意外と積める。そのポテンシャルを考えながら工夫して積み込むのが面白いんです」と語る。
そんな頼もしい相棒は、すでに走行距離17万kmを突破。それでも消耗品の交換程度で、大きなトラブルはなく、今も元気に走り続けているそうだ。

「景色のいい場所を、みんなで一緒に走れるのは本当に爽快ですね。純粋にドライブを楽しみたいときも、気分転換したいときも、このアバルトが応えてくれます。それに、同じようにクルマが好きな人たちとイベントで出会えるのも、このクルマのおかげ。だからこれからも、アバルトに乗り続けたいですね」と、笑顔で話してくれた。

サソリの毒にご用心。595 Competizioneに惚れた理由

595 Competizioneで参加されていた印藤さん。以前は別のクルマに乗っていたが、友人のアバルトに乗せてもらった際に“サソリの毒”にやられてしまい、購入を決意したのだとか。
「もう1台、セカンドカーとして足グルマも所有していますが、乗ると楽しいのは、やっぱりアバルトですね。通勤などの普段使いでもワクワクできます」と話してくださった。
印藤さんは愛知県在住で土地勘はあるものの、今回のドライブラリーのルートには知らない道も含まれており、新鮮だった様子。


印藤さんご夫妻。

「地元ですが、知らない道も走ることができて楽しかったです。景色がよく、走って気持ちいいルートでした。運営の方はご苦労されたのではないでしょうか?」と、気遣う場面も見られた。

今回は奥さまにコマ図を見てもらいながら、無事に完走。
「過去にはアバルト・コーヒーブレークにも参加しましたし、イベントにはちょこちょこ顔を出しています。今回も知っている方が何名かいらっしゃいましたし、交流を楽しんでいます。これからも長く付き合っていきたいですね」と話してくれた。

一人参加でも楽しめる。それもアバルトの魅力

姫路から約4時間かけて来場された竹内さん。本来は奥さまと参加する予定だったが、「妻に急な用事ができてしまい、泣く泣く一人で参加することになりました」とのこと。
それでも、「コマ図を見るのも全部一人でやることになりましたけど、そのおかげで道を間違えてケンカすることもなく、無事にゴールできました(笑)」と前向きなコメントを残してくれた。


竹内一博さん。

聞けば竹内さんは5人家族で、ほかにもミニバンや軽自動車を所有しているという。
「成人した子から中学生まで3人の息子がいるのですが、もう体も大きいので、アバルトに乗せるときは助手席です。距離感が近いので話しやすく、“最近どうや?”と声をかけるにはちょうどいいんですよ」と話してくれた。

「仕事でいろいろあって“今日はしんどかったな”という日でも、これに乗って走り出すと、気持ちがフワッと軽くなる。気分を切り替えてくれる存在ですね」という言葉から、アバルトが日常に寄り添っている様子が伝わってきた。

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