九州のアバルト女子6名がスコーピオンナ同窓会。3年たっても変わらないアバルト愛と仲間とのつながり

アバルトが女性ドライバー向けに展開するドライビングイベント「SCORPION DRIVE for WOMAN(スコーピオンナドライブ・フォー・ウーマン)」。女性が参加しやすいように参加者を女性に限定し、インストラクターも女性のみで構成するという異色のドライビングイベントは、2019年7月から2020年12月までに計5回開催され、毎回多数の応募者が殺到する大人気イベントに。2019年10月には初めて九州で開催され、地元のアバルトオーナーたちがこぞってアクセルを踏んだ。その時、仲良くなったアバルト女子たちはグループLINEでコミュニティを形成。それから3年が経ったいまも、交流が続いているという。その情報を入手したスコーピオンナドライブのチーフインストラクター、りんごちゃんこと石川紗織さんが、彼女たちのミニ同窓会に顔を出すことに。九州女子たちの盛り上がりをりんごちゃんがご報告!

共通のものを“好き”と思う気持ちから生まれる結束感

アバルトが主催するスコーピオンナドライブは、運転の基本であるブレーキ、コーナリング、そして加速までの一連の動作を、クローズドコースで体感してもらい、アバルトの性能を引き出しつつ、普段の安全運転に役立つように経験を積むドライビングイベントです。私はインストラクターを務めさせていただき、2年間、皆さんと楽しみながら色々なことを学ばせてもらいました。

例えば、運転への向き合い方。普段サーキット走行をしている人はスポーツドライビング志向が強く、私はこれまでそういう方たちと向き合ってきましたが、スコーピオンナドライブでは、そうではない大勢の女性たちと出会いました。例えば旦那さんが奥さまのために(内緒で)申し込んだというケース。送り込まれるように参加された奥さまが、そこで初めてのタイムアタックをするというケースも少なくありませんでした。でも、最初は腰が引けていても、皆さんすぐに会場で会った人たちと仲良くなって運転を楽しみ、帰る頃には「運転が好きになった!」「アクセル踏むのって気持ちいい!」と満面の笑みを見せて会場を後にする、そのような瞬間にたくさん出会うことができました。運転に苦手意識がある方も、経験のない方もある方も、運転を楽しむ気持ちはみんな一緒なんだという理解が深まり、私自身の意識を大きく変えてくれたきっかけになりました。アバルト好きのスコーピオンナの皆さんとの出会いは、私にとってもすごく大きな出来事になったんですね。

福岡・スピードパーク恋の浦で行われた会は、強く印象に残ったイベントのひとつでした。皆さん、初めて会う方同士なのに結束感がすごかった! 自分の走る時だけでなく他の人がタイムアップした時もみんなで讃えあって、空気感がとっても良かったんです。九州での開催は1度だけでしたが、3年が経った今でも交流があると聞きました。それで私が九州に行く用事があった時にみんなで会おうという話になり、スコーピオンナ同窓会が実現! 集まってくれた6人の女性オーナーさんたちとおしゃべりをしたり、プチツーリングをしたり、楽しい時間を過ごしてきました。

今回お会いしたのは、アバルト 500オーナーの大石冨湊(ふみ)さん、595C esseesseオーナーの坂本亜紀さん、595 Competizioneオーナーの佐渡まりさん、595C Turismoオーナーの中村恵さん、595 Competizioneオーナーの林田めぐみさん、そして2022年12月にオーナーインタビューでも登場した595 Competizioneオーナー、上田泉さんの6名。大分県の中津耶馬渓で待ち合わせして、周辺をドライブしたり、カフェでお茶をしたりしながら、みなさんのひと時を楽しみました。


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