『東京オートサロン』

 今年もアバルトはアジア最大のチューニングカー/ドレスアップカーの祭典『東京オートサロン』にブースを出展。新発売のエッセエッセKONIキットを搭載した『アバルト500C』と、『アバルトプント スーパースポーツ』(参考出展)の2台を展示した。
 
 ブースはモータースポーツにインスパイアされたアバルトブランドを象徴するレッドとホワイトのカラーを基調とし、シルバーの”サソリ”ロゴでスポーティなイメージを強調。数少ない輸入車、それも飛びきりホットなブランドとして注目を浴びた。
 
 

 
 

 フィアット グループ オートモビルズ ジャパン株式会社のポンタス ヘグストロム社長は記者会見を行い「2011年はフィアット、アバルト、アルファ ロメオの3ブランドとも販売が前年を上回りました。フィアットとアバルトは記録を更新しています。現在、日本はアバルトにとってイタリア、イギリス、ドイツに並ぶ重要な市場になっています。2012年にもニューモデルの投入を予定していますので、ますます成長することでしょう」と挨拶。また、参考出展の『アバルト プント スーパースポーツ』も日本導入を検討中であること、『アバルト ドライビング ファン スクール』を開催することを明らかにした。

 

「アバルト プント スーパースポーツは、まず特別なエクステリアが特徴となっています。1970年代にラリーで活躍したアバルト124ラリーは、ドライバーがまぶしくないようにボンネットを艶消しブラックに塗って太陽光の反射を遮ってましたが、それをトリブートしたアバルトグレー×ブラックのカラーリングです。アバルト プント エヴォに比べるとエンジンの最高出力は163PSから180PSへ、最大トルクは200Nmから270Nmへとパフォーマンスアップ。現状ではエッセエッセKONIキットとアバルトコルサシートby Sabeltを装着していますが、この仕様のまま市販するかどうかはまだ決定していません。年内を目処に日本導入を検討中していますのでご期待ください」。

 

「今年からフィアット グループ オートモビルズ ジャパン株式会社に入社し、アバルトを担当することになりました。子供の頃からクルマが大好きで、大学卒業からずっと自動車業界で働いてきましたが、アバルトは憧れのブランドでしから興奮しています。クルマもユーザーも情熱的。また、会社の姿勢としてもまったく保守的ではありませんから、新しいことに挑戦してアバルトのスピリットを皆さんにお伝えしていきたいと考えています。今年はまずアバルト ドライビング ファン スクールを全国3カ所で計5回開催します。サーキットで安全にアバルトのポテンシャルを存分に体感する機会を設けさせていただきました。一流のレーシングドライバーインストラクターとしてお招きして座学とサーキット走行レッスンを行いますのでテクニックの習得にも役立つはずです。私としても、ホットなユーザーの方と直接ふれ合う機会となりますので楽しみにしています」。