ABARTH COFFEE BREAK クルマ好きの聖地、箱根へ!

乗ること自体が目的になる

こんな時期だからこそ、コーヒーを飲んでリラックスを。
全国各地5箇所を巡回中の「ABARTH COFFEE BREAK(アバルトコーヒーブレーク)」。一杯のコーヒーを飲みに朝起きてイグニッションをひねり、アバルトを転がしていく…ウインドウ越しにいつもと違った景色が流れるその高揚感を満喫しながら、車内で過ごす時間を楽しみ、目的地へ——。向かう先は箱根。アバルトコーヒーブレークの会場となった箱根大観山の駐車場は、朝8時の営業開始からまもなくしてアバルト一色に染まっていた。


日曜日の朝8:00過ぎ。会場には次々とアバルトが訪れた。


午前9:00には占有駐車場はほぼ満車に。

関東は8月も雨空の日が多かった。9月3日(金)から5日(日)の開催期間中も天気予報はパッとせず、あいにくの空模様。それでも元気に目的地へと向かうのがアバルティスタ。コーヒーブレークの参加登録者数は、雨が降った金曜日こそ約40人だったものの、土曜日は100人を超え、日曜日も80人に達した。


会場ではクルマ談義に花が咲かせる来場者の姿が見られた。

箱根ターンパイクの頂上に位置する大観山の駐車場は、普段から多くの人で賑わうドライバーとライダーの聖地。この週末はその一角がアバルト専用駐車場となり、色とりどりのサソリで埋め尽くされた。595シリーズと124スパイダーの2車種とて、百花繚乱の様相を呈するのがアバルト。1台1台がそのオーナーさんの個性で彩られ、まるでサソリの標本室、いやミュージアムにいるような気分に浸らせてくれた。


会場で顔を並べたアバルト595たち。

駐車場の全体を見渡せる大観山スカイラウンジでは、その様子を写真に収めたり、俯瞰しながらコーヒーを飲んだりと、それぞれがリラックスして時間を過ごされていた。コーヒーは本場ナポリの本格テイスト。イタリアで濃いコーヒーが“アバルトコーヒー”と呼ばれるのにちなんで苦味のあるストロングと、若干マイルドなレギュラーの2種類を提供。HPを見てマイカップを持参された方や、会場の様子をSNSに公開した方には、アバルトオリジナルグッズが配られる特典も。ちなみに来場者の方が撮影された画像は特設サイトのギャラリーに公開されているのでぜひチェックを。


建物の2Fスカイラウンジから駐車場を一望(左)。会場に置かれたメッセージノートには来場者の方々のメッセージが綴られた(右)。

また会場にはプロドリフトドライバーのりんごちゃんこと石川紗織さんが訪れてくれ、来場者の方々にコーヒーを振舞ったり、お話したりと、いつものニコニコスマイルで盛り上げてくれた。


助っ人としてりんごちゃんが来場。

来場者の方々と愛車を紹介

神奈川県からお越しの上野博之さんは奥さまとご来場。赤いボディ&ブラックルーフの595 Competizioneというレアな組み合わせは、2019年のMake Your Scorpion(MYS)で初めて実現した組み合わせ。通常は設定のない赤い595 Competizioneがお望みだったという上野さんの期待にぴったりハマったのだとか。
「アバルトとの出会いは、ドライビングゲームの『グランツーリスモ』。小さなクルマで大きなクルマを抜かす快感をゲームで楽しんでいました。そこから実車に興味が湧いて、ショールームに足を運んだんです」と話す上野さん。最初は赤いボディを採用していた限定車の595 Competizione Stileをショールームで見て購買欲が高まったものの、その時は決定には至らず、その後、MYSに設定された赤ボディにブラックルーフの組み合わせが気に入り、購入を決意されたのだとか。


奥さまと一緒に595 Competizioneで来場された上野さん。

「私はアバルトのスペックや内容を気に入り、妻は赤いボディカラーがいいと言うことで、2人の意見を合体させるかたちでこの赤い595 Competizioneの購入に至りました。このクルマはA地点からB地点への単なる移動手段ではなく、移動中の時間やドライブそのものを純粋に楽しめるクルマ。目的地に行ってから楽しむのではなく、移動している段階ですでに楽しいのがいいですね」とご主人。奥さまはアバルトをどう感じているのでしょうか?
「気に入っているところはエンジンの音ですね。私はこのクルマは運転せず助手席専門なのですが、なぜかこのクルマのエンジン音を聞いていると、心地よくなって眠ってしまうんです。主人が運転中もよく助手席で寝ています(笑)」。ハードな仕立てのスポーツサスペンションもなんてことなしに睡魔に襲われてしまう奥さまなのでした。


上野さんご夫妻と2人の声が反映された赤い595 Competizione。

続いては県内から595 Scorpioneoro(スコルピオーネオーロ)でお越しのAOさん。なんでも2日連続でコーヒーブレークにご来場とか。
「そうなんです。昨日はエスプレッソをいただいたので、今日はレギュラーコーヒーをいただきました。購入して日が浅いためアバルトイベントは初めてで、“みなさん、初めまして”という感じで、ウキウキしながら来ました」と元気いっぱいの様子。


200台限定の595 Scorpioneoroで訪れたAOさん。

595 スコルピオーネオーロを選ばれた理由は?
「マイカーを10年以上所有していなかったのですが、コロナ禍で出掛けるのがむずかしくなったのでクルマが欲しいなと。それでどうせ買うなら妥協しないで気に入ったクルマを買いたいと思い、以前から憧れていた自分の星座と同じアバルトの購入を思い切って決めたんです。それも自分の大好きな、黒ボディに金色のホイールが組み合わされた595 スコルピオーネオーロ。だから余計に可愛くてしょうがないんです」と、とてもお気に入りの様子。
「気に入っているところですか? 小さいくせにジャジャ馬なところと、排気音がゲロゲロっとしていてカワイイところですかね(笑)」とAOさん。愛車への愛おしい気持ちが伝わってきました。

佐藤友泰さんと奥さまのちえみさんは、595 Competizioneで中部エリアからご来場。ご夫婦揃ってスポーツカーが好きで、アバルトは旦那さまが選んだそう。休日に出掛けるときにご使用されているそうです。
「好きなところはデザインですね。以前はアルファ ロメオに乗っていたのですが、自宅の近くのショールームを通りかかったときに595の展示車が目に留まり、見に行ってみようと。それで試乗させてもらったら気に入って、購入に至りました」と旦那さま。奥さまは「アバルトのイベントは初めてだったのでどんな感じか楽しみに来てみました」とご来場の経緯を話してくれました。


595 Competizioneでお越しいただいた佐藤さんご夫妻。

やはりコロナ禍で生活スタイルは変化しました?
「そうですね。コロナ禍になる前はよく温泉に行ったり、中華街まで足を伸ばしたりしていたんですけど、最近は出掛ける機会が減ってしまいましたね。僕らはお酒が好きなので、旅行では温泉に入り、飲んで過ごしたいタチなのですが、こういうご時世なので。このイベントなら安心かなということで、箱根まで来ました。今日はこのまま真っ直ぐ帰ります」と旦那さま。長距離運転については「あまり抵抗はないですね。このクルマ、シートは硬いですけど疲れないですし。全然、行動圏内です」とケロッとした表情で話してくれました。

会場で交わした会話に、それぞれのストーリーを垣間見ることができたアバルトコーヒーブレーク。コロナ禍でもみなさん時間の過ごし方を工夫されたり、コロナ禍によりアバルト購入に繋がったという方もいたりと、それぞれ前向きに過ごされている姿が印象的でした。

周辺をドライブしつつ帰路へ


124 spiderのオーナーたち。会場で知り合った初対面との方ともすぐに打ち解け、仲良しに。


箱根ターンパイクを駆ける595。


大観山から見下す芦ノ湖。せっかくの箱根ということでアバルトコーヒーブレークの帰りに周辺をドライブ。


芦ノ湖を周遊する箱根海賊船を背景に記念撮影。


元箱根の周辺をドライブ。箱根神社や九頭龍神社など寺社仏閣や温泉、ミュージアムなど、大自然に囲まれて様々なアクティビティを楽しめるのが箱根の魅力。

写真 荒川正幸

アバルト公式WEBサイト