数値化できないパワーを発揮。アバルトライフFile.79 佐々木さんと500e Turismoカブリオレ

Abarth

クルマがお好きで、これまで輸入車を中心に様々なブランドのクルマを乗り継いで来られたという佐々木 亨さん。現在の愛車「500e Turismoカブリオレ」の前には「595C Turismo」に乗られていて、6年ほど愛用したのちにEVへと乗り換えられた、東京都在住のオーナーさんだ。そこで、様々なクルマを経験された目に「500e Turismoカブリオレ」はどう映り、どのように楽しまれているのか。現役バリバリのビジネスマンであり、“じいじ”の一面もお持ちの佐々木さんにお話しをうかがった。

心を打った赤い稲妻

これまでにどんなカーライフを送られてきたのかざっと教えてください。

「輸入車が好きで、これまでに乗ったクルマはドイツ車が多く、スウェーデンのクルマにも乗りました。実は今ももう1台プラグインハイブリッドのサルーンを所有しているのですが、そちらは快適性を求めて選んだクルマで、それとは別に趣味性の高いクルマを持ちたいと思い、それでアバルトを選んだのです」


500e Turismo カブリオレを所有されている佐々木さん。

500e Turismoカブリオレの前にも595C Turismoを所有されていたとのことですが、アバルトを選ばれたのはどのあたりが決め手となったのですか?

「自宅の駐車スペースには2台分のスペースがあるのですが、1台は小さなクルマしか入らないんですよ。それでサイズがコンパクトで、かつオープンにできるクルマが好きなので探したところ、いくつかある中から個性的で運転して楽しいクルマということでアバルトを選びました」

500e Turismoカブリオレに乗り換えられた理由を教えていただけますか?

「いくつかあるのですが、その前に乗っていた595C Turismoが7年目の車検を迎えようとしていたのが理由のひとつです。そのまま乗り続けることも考えたんですが、ディーラーで500eを試乗したところ、ボディがしっかりしていて乗り心地も良くなっていたところに惹かれました。前の595C Turismoも好きで乗っていたので乗り味に不満があったわけではないのですが、やはり最新モデルに乗ると新しいクルマには新しいクルマの良さがあると感じたんです。あとは、もう一台所有しているプラグインハイブリッドカーを購入した際に、充電設備を導入して充電環境が整っていたので、EVに惹かれたというのもありました。国と東京都から結構な金額の補助金が出るので、そうしたことも含めてトータルで見て魅力を感じたんです」

アバルトを2台乗り継がれたことで、アバルトやイタリア車のことをより深く理解できた部分もあるのではないでしょうか。

「僕はもともとイタリアという国が好きだったんです。仕事で海外の方と接する機会があるのですが、イタリアの方の前向きな姿勢に感銘を受けていまして、クルマにもそういうお国柄が現れていると思うんです。イタリア車に乗ると、何か作り手の考えや想いが伝わってくる気がしまして、こういう思いで作ったんだろうなと想像することがあります。デキがいいクルマは他にあるかもしれないけれど、クルマの魅力ってそれだけではないと思うんです。例えばボディカラーひとつとっても、他国のクルマでは黒や白、ガンメタが多いなか、アバルトはレッドやブルー、グリーンなど個性的な色が多く、それらが似合いますよね。あと前の595C Turismoは6年ほど乗りましたけど故障は一度もなかったんです。それも選ぶ際に後押しになったと思います」

ボディカラーの話が出ましたが、購入時に他の色と迷いましたか?

「迷いましたね。ポイズン ブルーかアドレナリン レッドの2色で迷いました。ポイズン ブルーは、ローンチエディションにしか設定がないので希少性があり、色も綺麗だと思いました。ただ個人的にはアドレナリン レッドの長く乗っても落ち着いて見えそうなところに惹かれ、そちらを選びました。イタリア車の赤は深みがあっていい色だと思い、自分のクルマの所有歴の中で初となる赤を選んでみたんです」

>>>得した気分にさせてくれる