ABARTHの世界観を表現。 ムッシュかまやつさんとAzumiさんによるスペシャルライブをレポート!

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いよいよ開催の日を迎えた<AUTOCAR JAPAN FESTIVAL 2013>。
当日は天候に恵まれ、会場の富士スピードウェイには、クラシックからモダンまで色とりどりのクルマが集いました。

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<AUTOCAR JAPAN FESTIVAL 2013>は、全てのクルマ好きに開かれたフェスティバル。
メインイベントは走行会ですが、単にスピードを競うのではなく、愛車と楽しくスポーツドライビングができる場を共有し合うことを目的としています。さらに、パドックを開放してクラブミーティングやオートジャンブル、フリーマーケットといったイベントも併せて実施。その趣向からも、クルマ好きの憩いの場として、全ての来場者に心から楽しんでもらうことを目的としていることが伝わってきます。

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そんなクルマ好きによるクルマ好きのためのイベントに、アバルト(ABARTH)も参戦してきました。
アバルトがブランドの祭典<SCORPION MONTH 2013>の真っ只中、サソリの毒をファンと共有するために用意したのは、アバルトだけのレース形式の走行会<トロフェオ・スコルピオーネ>と、『ABARTH 695 Assetto Corse』の走行データをインプットした高性能ドライビングシミュレーターによるバーチャル・レースイベント<GET YOUR SCORPION>の決勝戦です。

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アバルトオーナーだけが参加できる<トロフェオ・スコルピオーネ>は、スリリングなサーキット走行体験に興奮収まらず。憧れのレーサー気分を味わえる非日常的な体験となりました。<GET YOUR SCORPION>決勝戦では、全国主要都市のアバルトディーラー3 店舗(※名古屋ラウンドは台風の影響で開催中止)にて行われた予選会の勝者たちが、熱きバトルを展開。決勝戦の勝者に用意された最終ステージは、シミュレーターを監修したレーシングドライバーの檜井保孝さんとの直接対決。実際の決勝レースさながらの駆け引きと熾烈なドッグファイトの末、まさかのアマチュア日本一が現役プロレーサーに勝利してしまうという大波乱が!驚きと熱狂を巻き起こしつつ、全国のアバルトファンの注目を集めた<GET YOURSCORPION>は閉幕しました。

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さらに、当日は<SCORPION MONTH>と<GET YOUR SCORPION>の決勝戦に花を添えるため、スペシャルゲストが駆け付けてくれました。そのスペシャルゲストとは、自身もアバルトオーナーとして知られるムッシュかまやつさんと、温もりあふれる歌心を届けるAzumi さん(元wyolica)。お二人は、この日限りの特別なライブを披露してくれました。

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ちなみにムッシュかまやつさんが会場に乗り付けた愛車は、やはり『ABARTH 695 TRIBUTO FERRARI』でした。
今回はパドックに設置されたアバルトブースに特別に展示させていただき、その深紅のボディは多くの来場客の視線を釘付けに。

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ライブのトップバッターはAzumi さん。
自身がディレクターを務めるヘッドアクセサリーブランド『Tuno by Azumi』のヘッドドレスを纏い、エレガントな衣装で登場しました。

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サポートメンバーにキーボーディストのSWING-O さんを迎え、ライブは耳慣れたカバー曲、“LIFE is MUSIC〜I Got Rhythm〜”からスタート。軽快なピアノのフレーズに合わせて、伸びやかな歌声が響き渡ります。MC を挟み、次に演奏されたのは、wyolica の代表曲“さあいこう”。この曲がリリースされたのは今から10 年以上前のこと。あの頃と変わらない、切ないメロディーと儚げな歌声が会場を優しく包み込みます。短い時間ながら過去と現在を行き来することができたライブ。そこには、現在進行形のAzumiさんが凝縮されていました。

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ムッシュかまやつさんは、アバルトのT シャツとメカニックスーツをラフに着崩し、アバルトとサーキット場に合わせたコンセプチュアルな装いで登場。

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この日のセットリストも、アバルトとサーキットに合わせたイメージに。日本で一番忙しいドラマーと称される沼澤尚さんとのデュオ編成を含めて、ムッシュかまやつさんなりのサプライズを添えてくれました。革新的なデザインのスタインバーガーを片手に演奏された1 曲目は“ノー・ノー・ボーイ”。1960年代に発表されたスパイダース時代の曲ですが、原曲とはまた違う、疾走感あふれるナンバーにアレンジされていました。続いて披露されたのは、今もカバーするミュージシャンが後を絶たない“ゴロワーズを吸ったことがあるかい”。かまやつひろしとしての代表曲と言っても過言ではない名曲に、ため息が漏れます。途中、歌詞を忘れてしまうハプニングも(笑)。

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そしてライブの最後を飾ったのは、今度はスパイダース時代の代表曲”バン・バン・バン”。 あの「とぼけた顔してババンバン」のフレーズ、軽快なメロディーとリズム、そしてムッシュかまやつさんと沼澤さんが笑顔で演奏する姿に乗せられて、オーディエンスはハンドクラップと歓声で応え続けました。 アバルトの最大の魅力である、“クオリティを最重要視した造り込みと性能の追求”と“愛らしいルックスと骨太な走りのミスマッチ”。そこに見られる挑戦、情熱そして興奮を、ムッシュかまやつさんとAzumiさんは音楽をもって表現してくれました。驚きと感動を与えてくれた貴重な音楽体験の余韻が、数日経った今も残っています。

ムッシュかまやつさんとAzumi さんのコメント

ムッシュかまやつさん
「僕らがライブに臨むモチベーションはどこでも変わりませんよ。コンディションの良し悪しで決まるから、クルマと一緒ですね。今日は少し眠かったけど、ライブが始まると同時に起きたという感じ(笑)。アバルトだから、スピード感のあるセットリストと演奏を意識しました。サーキット場での演奏は、クルマの走行している音を感じることができて、最高でした」

Azumi さん
「会場に着いた途端感じたのは、活気と熱気です。そして皆さんの車への愛情が溢れていて、ワクワクしました!高校生の頃F1が好きだったので、興奮しましたね。 演奏中にもサーキットでのエンジン音が聴こえたり、新鮮でした(笑)聴いてくださった皆さんは、私のことを初めて見る方が多かったと思うのですが、とても“音”に真摯な方が多いように感じました。真っ直ぐな目で聴いてくださって本当に嬉しかったです。」