「エルメス貯金が気づいたらアバルトに」124スパイダー オーナーインタビュー

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サソリマークに惹かれアバルトワールドへ

「最初はアバルトのこと、全然知らなかったんです。でも、はじめて見た時に、“あ、このサソリのロゴ、カワイイな。このマークを欲しいな”って、惹かれてしまいました」

愛嬌ある笑顔とともに颯爽と2シーターのサソリを手なづける吉田祐子さん。このビアンコの「124スパイダー」以前にも「アバルト500」に乗っていたとのことで、 “サソリ”との付き合いはもう6年になる。

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アバルト124スパイダーオーナーの吉田祐子さん。

「アバルトに乗るまでは、国産車に乗っていました。18歳で免許を取得してからずっとクルマは好きだったのですが、走りとかブランドがどうこうというものではなく、『好きな時に自由な移動を叶えてくれる道具』という側面に魅力を感じていました。だから性能は二の次で、デザインが気に入ったクルマを選んできたんです」

「ところがある時、いろいろ発散したい時期があって、思い切って速くてかっこいい国産のスポーツカーを買ったんです。それでサーキットの走行会などにも参加するようになって。そこで見かけて『あ、かわいいな』とピンときたのがサソリのマーク。アバルトだったんです」

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「さっそくアバルトディーラーに見に行ったら、アバルト500の速そうなのにカワイイ雰囲気に魅了されました。自分の持っていたクルマにはない新鮮な印象で自分にぴったりだ!ってすぐに気に入りました。試乗してみたら走りもとっても刺激的。ちょうど結婚することが決まった時期だったので、アバルト500はファミリーカーにするつもりだったんですが、少し走るだけでもこんなに楽しいなら“私の遊びクルマにしちゃおう!”って(笑)。500には5年乗りましたが、アバルト ドライビング アカデミーにも参加しましたし、クルマ好きの主人と一緒に走行会にも出かけました」

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走行会に一緒に参加するなどカーライフを満喫されている吉田さんご夫妻。

初めは移動のツールとしてクルマの楽しさを知り、時間とともに走ることの楽しさに引き込まれていったという吉田さん。124スパイダーに乗り換えたきっかけやその印象についてうかがってみた。

「アバルト500は初めての輸入車でした。やはり故障が心配だったのですが、全然壊れませんでした。ディーラーにお世話になったのも定期点検と車検だけ。下手な国産車より頼れるなぁという印象で、もし次に買い換えるとしてもアバルト!って決めていたんです。500もとても気に入っていたのですが、124スパイダーへの乗り換えは主人のプレゼンが大きかったですね(笑)。『ベースのマツダ ロードスターがいいクルマだから、124スパイダーはすごくいいぞ』とか『オープンは楽しいぞ!』って。わたし、実はエルメスのバッグが欲しくってコツコツ貯金してたんです。でも“ヨシ、クルマを乗り換えよう!って124スパイダーになりました。エルメス買おうと思っていたのに、気づいたらアバルトを買ってたんです!」

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「もちろんとても満足しています。500の可愛さも好きでしたが、124スパイダーのスポーツカーらしいサイドのスタイルはとてもかっこいいですね。目もともクリっとしていて特徴的。何よりイタリアと日本のハーフというのも素敵じゃないですか。500はMTだったんですが、自分には少しギアチェンジが忙しく感じるときもありました。124スパイダーではATを試乗してみたのですが、その印象がとても良く、購入時も迷うことなくATを選びました。身長155cmのわたしでもベストなドライビングポジションがとれますし、ギアチェンジの忙しさもなく運転に集中できるので、スポーツドライビングも以前よりスムーズに楽しめています。春に参加したアバルト ドライビング アカデミーでもステアリングとペダル操作に集中できた分、ABSもしっかり効かせられたんですよ!」

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吉田さんは、4月22日に富士スピードスピードウェイで開催されたアバルト ドライビング アカデミーに124スパイダーで参加された。

吉田さんにとって、アバルトとの出会いはそれまでのクルマ観を大きく変えるものでもあったという。
「アバルトに乗るようになって真っ直ぐだけではなくコーナーを曲がる楽しさを知り、クルマを思い通りに動かすことの魅力に気づきました。せっかくいいクルマなんだからもっと運転が上手くなりたい!とか心境の変化を与えてくれました。ヨーロッパのスポーツカーに乗っている女性の友人も何人かいるのですが、みんなアバルトを『いいね』って言ってくれます。この楽しさを、女性の方にももっと知ってほしいですね」

取材・文 日岐まほろ

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