北海道からやってきたABARTHエンスー夫妻

8月21日、鈴鹿サーキットにおいて開催された“ABARTHドライビング ファン スクール”にて、ふと目に留まった真紅のABARTH 500。よくよく見るとナンバーは“札幌”であった。鈴鹿サーキットのある三重県からは遠く離れた北海道。そんな遠方からはるばる参加する熱心なABARTHファンに強い興味を覚えてしまった我々は、オーナーである渡邊則仁さん・麻里生(まりお)さんご夫妻に、お話しを伺うことにした。
札幌市内在住で、この日はフェリーと自走で約20時間もかけて鈴鹿に駆け付けたというお二人は、ともにまだ20歳代の若きエンスージアストながら、則仁さんは某ドイツ車を駆って“ユーロカップ”選手権などのクラブマンレースに積極的に参加している。しかもレース好きはご主人だけではない。奥様の麻里生さんも、則仁さんともどもステアリングを握って“ユーロカップ”に参加する猛者とのことなのだ。
そしてABARTHを最初に見初めたのも、麻里生さんの方であった。日本のさる国産車用エアロパーツメーカーで広報を務めていた麻里生さんは、2013年1月の「東京オートサロン2013」に業務として参加していたのだが、同じ会場にて国内初お披露目されたABARTH 695エディツィオーネ・マセラティと595コンペティツィオーネに一目ぼれ。札幌に戻った直後に、純白の595コンペティツィオーネを入手することになったという。
ところが、話はそれだけには終わらなかった。麻里生さんの595コンペティツィオーネでABARTHの素晴らしさを実感してしまったご主人の則仁さんは、自らのドライビングスキルをさらに向上させるため、あるいはABARTHの神髄を知るためにも「ABARTHドライビング ファン スクール」への参加を決意。さらには「やはりドライビングスクールで基礎からみっちり学び直すならマニュアルで!」と考えて自分専用のABARTH 500を購入した結果、渡邊家には2台のABARTHが並ぶことになってしまったのだ。
そして今回の“ABARTHドライビング ファン スクール”鈴鹿ラウンドにて、念願かなった則仁さんは、一流レーシングドライバーによるレッスンから、レースファンの“聖地”鈴鹿サーキット国際レーシングコースのフリー走行に至るまでたっぷりと堪能することになる。その傍らで、則仁さんに負けずに走り好きな麻里生さんは、楽しそうなご主人を横目に寂しく待っているかと思いきや、同伴者向けに用意されるアトラクションを最大限に活用。鈴鹿国際レーシングコースを助手席で体験できる“サーキットタクシー”では、この日提供されたABARTHの最新モデル全車を、すべてのインストラクターとともに同乗走行した上に、会場に展示されていたACI-CSAIフォーミュラ・アバルトのコックピットにも収まるなど、ABARTHの世界観を最高の笑顔とともに楽しんでいるご様子だったのである。
そして次回以降のABARTHドライビング ファン スクールでは、則仁さんの500と麻里生さんの595コンペティツィオーネ、二台のABARTHでの参加も本気で考え始めているとの由。さらに則仁さんは、今シーズンからスーパー耐久選手権に参戦している“ムゼオ チンクエチェント レーシング チーム(mCrt)”のジェントルマンドライバー育成プログラムに参加し、自らABARTHアセットコルセを駆っての本格的レース進出をも視野に入れ始めているという。しかし、則仁さんの目下の心配事は「もし自分が本気でスーパー耐久に参戦してしまったら、きっと妻も一緒にエントリーしたい!なんて言い出しそうで怖いんですよ(笑)」とのことなのだ……!
まったく、老若男女すべてを魅了してしまう“サソリの毒”のごときABARTHの魔力には、ただただ言葉を失ってしまうのである。


鈴鹿のピットレーンにて、新たな愛車ABARTH 500のコックピットに収まる渡邊則仁さん。ウィンドスクリーンの向こうでは、麻里生さんが楽しそうに顔をのぞかせている。


ご主人のABARTH 500を一時的に奪い取り(?)、運転席に鎮座する渡邊麻里生さん。595コンペティツィオーネを愛車とするせいか、やはりドライバーズシートが良く似合う。


念願だった「ABARTHドライビング ファン スクール」のレッスンに向けて、いよいよ鈴鹿サーキット国際レーシングコースにスタートしてゆく則仁さんとABARTH 500。


午前のレッスンで、課題のパイロンスラロームに挑む則仁さん。通常は某ドイツ製FR車でレースを楽しむ彼だが、前輪駆動のABARTHでも堂に入った走りっぷりを披露していた。


午前中のカリキュラムを終了し、ランチを楽しむ渡邊夫妻。ABARTHとレースを共通の趣味とする2人は、まるでテーマパークを満喫しているかのごとき愉しげな様子を見せた。


お昼休み中に開催された、インストラクター陣の模擬レースに注視する2人。この笑顔こそが、「ABARTHドライビング ファン スクール」の楽しさを何より証明している。


同乗も可能な国際レーシングコース先導走行に備えて、コックピットに収まった2人。麻里生さんは、本当はご自身がヘルメットを被って走りたかったようにも見受けられた。


先導走行でホームストレートを快走する渡邊夫妻のABARTH 500。愛車とともに聖地・鈴鹿を走るという感動を共有した2人は、はたしてどんな会話を交わしていたのだろうか?


いよいよこの日のクライマックス、国際レーシングコースのフリー走行にて、果敢にコースを攻める則仁さんとABARTH 500。レース経験があることを感じさせる走りだった。


寺西インストラクター×595Cツーリズモ、檜井インストラクター×595コンペティツィオーネ、大文字インストラクター×プント・スーパースポーツなど、あらゆる組み合わせでサーキットタクシーを堪能した麻里生さん。


さらに麻里生さんは、ピットのホスピタリティスペースに展示されていたACI-CSAIフォーミュラ・アバルトのコックピットにも収まり、いっそうの夢を膨らませていたようだ。


この日のスケジュールをすべて終えて、インストラクター陣と記念写真を撮る渡邊夫妻。2人の満面の笑顔からは、ABARTHと将来への想いがさらに強まった様子がハッキリと感じられた。

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